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第7話ーまっかなゴブリンだよ!

〜今日の1日〜


特にすることなくベッドの上でごろごろしていました


とーいうわけで、どうぞ!

何か慌ただしく入ってきた冒険者かな? の一言によりギルド内の人達が固まっていたがすぐに慌ただしくなった。アリーナさんは僕に「ちょっとここにいてください」と言って奥に行ってしまった。


「おいおい、まじかよ...」


「信じらんねぇ...」


「東の森って言えば新人の奴でも狩れるような奴しかいない最弱の森だぞ...!?」


冒険者達が次々と何か言っている。僕はと言うと、はっきり言って何が何だかわからない。てか、東に森なんてあったんだね。1週間ずっと迷いの森の方に行ってたから気づかなかったよ。...今度行ってみようかな?


「落ち着けお前ら!」


僕が考えてた時いきなり後ろから声が聞こえた。誰だろうと振り返ってみるとそこには怖いおじさんーーーギルドマスターがいた。隣にはアリーナさんもいる。何故にギルドマスター?


「いいか! 今から緊急クエストを開始する! ランクC以上の奴だけが参加しろ! 内容はレットゴブリンの討伐! 参加した奴には銀貨1枚、討伐した奴には銀貨5枚だ!」


「「「うおおおおおおお!!!」」」


緊急クエスト? なにそれ? 何か冒険者達が躍起になってるんだけど...。いや本当何があったの?


「あ、ユウ様。1人にしてすみませんでした。大丈夫でしたか?」


「え? あ、はい。大丈夫です」


僕が冒険者達を見てたら後ろからアリーナさんに話しかけられた。ちょうどよかった。今何が起こってるのか教えてもらおっと。


「あの、アリーナさん。他の冒険者の人達が何か騒いでるけど何かあったんですか?」


「えっと、東の森は弱い魔物達で新人の冒険者達には絶好の狩場何ですよ。その森にランクにしてCランクの魔物がでたそうなんです。はっきり言ってこれは異常なんですよ」


「とういうことは、その魔物を倒すためにみんなが騒いでるんですか?」


「はい。そういうことになります」


へぇ〜おもしろそうだな〜。僕も行ってみたいな。でも、だめだろうな。


そんなことをかんがえてるうちに続々と冒険者達が出て行った。そういえば、あの騒ぎを起こした冒険者らしき人がいなくなってる...いつのまに? まぁいいか。それよりもやっぱ行ってみたいな。でも、勝手に行ったらアリーナさんに迷惑がかかるし...でも、行ってみたい! その魔物って、さっき言ってたレットゴブリンって奴だよね。僕まだその魔物に会ったことないんだよね。気になるな〜。


と、僕が頭の中で唸っていると横からアリーナさんが話しかけてきた。


「どうかしましたか? ユウ様」


「へ? う、ううん。何でもないですよ」


はぁ、残念だけど今回は諦めよう。


「そうですか? あ、それと、私ちょっと用があるので少し席を外しますが、すぐに戻ってくるのでここにいてくださいね?」


...へ? こ、これはチャンス!!


「は、はい! わかりました」


アリーナさんはそう言って受け付けの奥へと行ってしまった。周りを見てみたら他の人達もあまりいないしギルドマスターもいなくなってる。アリーナさんには悪いけど、僕は行くよ! ばいばい!








ついに来ました! 東の森! とーゆーわけで、スキル“空間把握”“魔力感知”“気配感知”発動!


「わぁ〜結構人がいるね。みんな冒険者かな? 見つからないように行かなくちゃ」


そして僕はスキル“気配遮断”“魔力遮断”“存在認識不可”を使う。存在認識不可はそのなのとおり僕の存在を認識することが出来なくなるスキルだ。ただ、認識することが出来なくなるだけで、魔力や気配などは対象外みたいなんだけどね。そこで、気配遮断と魔力遮断のスキルが出番と言うわけだ。これで僕は完璧に存在を認識することが出来なくなる。


「よし。とりあえず、冒険者達の所に行こうかな...」


そして、色々と冒険者達の反応があるがその中で魔物と一緒にいる冒険者達の所に向けて転移する。


一瞬にして視界が切り替わり別の場所に転移した。そこでは、2人の冒険者達がすでに何かと戦っている様子だった。スキル“遠視”を使いよく見てみると、大きさは何cmかな? う〜ん...120くらい? で、体が炎のように赤く、顔がものすごく醜く、腰にはナイフを右と左に五本ずつ携えている。手には弓を持っていた。


(あれが、レットゴブリンって奴かな...? 何かものすごく気持ち悪いんですけど...)


「「おらぁぁぁぁぁぁ!!!」」


僕がそう思っていると、2人の男の人がレットゴブリンのところまで行き、1人が槍を突き刺し、それを避けたレットゴブリンに向かって今度はもう1人の男の人の剣がレットゴブリンを狙った。


さすがに空中ではその攻撃はよけられなかったのか、レットゴブリンは左手に合った弓を上空へとなげ、それと同時に空いていた右手で腰にあるナイフを抜き取り、そのナイフで剣を受け止めた。


「なっ⁉︎」


これは予想外だったのかな? 受け止められた人が驚いてるよ。


「ギャハ!」


レットゴブリンがその男の人の驚いてる瞬間に、左手で腰にあるナイフを1本取り、男の人のお腹につきさした。


「ぐはっ...!」


「な⁉︎ ダガン!」


すご...あのレットゴブリン突き刺しただけでなく吹き飛ばしちゃったよ。...大丈夫かな? あの人。


「くそっ! 何だよあの強さ!」


槍を使ってた人が何か愚痴ってる。


(そんなに強いのかな? 助けてあげた方がいいかな? 結構ピンチっぽいし...よし、助けよう。でもどうやってたすけようかな...? ...う〜ん......あ、いいこと思いついた。これでいこう!)


とーゆうわけで、姿は見えないからさっさと木から降りる。そしてちいさく、


「...“発光”......」


僕がそう呟いた途端、ぼくの上に丸い光の光源が出来る。そして、それが瞬く間に輝き出した。


「ギギ⁉︎」


「なんだ⁉︎」


その光はここにいる人達を巻き込みさらに強く輝き出す。そして、完璧にここにいる人達を光が飲み込んだ。


僕はそれに乗じて、レットゴブリンのところまで行く。光のせいで目を瞑っているが、僕にはスキル“気配察知”があるので目を瞑っても全然大丈夫だ。


「...風刃...」


レットゴブリンの所まで着いた僕は、とりあえず風刃を使う。数は20個。


僕も周りに風の刃が出来レットゴブリンに向かって飛んで行き、レットゴブリンを切り刻む。


「ギギャ⁉︎」


20個ほどの風の刃で切り刻んだ結果...未だに生きてました。はい。


(ウルフはすぐに死んだんだけどな...つまりウルフよりレットゴブリンの方が強いってことかな? ...まぁそれはいいとして、次はどうやって倒そうかな?)


唸る僕。......うん、やっぱり切り刻もう。


「...風竜...」


そう呟いた途端僕の周りに風の竜が現れた。“龍”じゃなくて“竜”ね。これは僕のオリジナル魔法なんだよね。


そして、風竜はレットゴブリンを飲み込んだ。そして、レットゴブリンの全身を切り刻む。あれだね、簡単に言うと竜巻です。


光のせいで目は見えないけど...うん、大丈夫。ちゃんと倒せたよ。


よし、さっさと帰ろう。これ以上アリーナさんに心配かけられないし。


そう思い転移して帰ろうとしたら、いきなりとてつもなく大きい魔力を一瞬感知した。


(うわぁ〜大きいねさっきの魔力。誰だろう? 森の奥なんだけど、どうしようかな...? ...よし、行こう。ごめんなさい、アリーナさん。もう少し遅くなります)


そして、さっき感じた魔力の所に転移した。



☆ ★ ☆ ★


ユウが転移して数時間は立っていた。もう陽が傾き始めている。レットゴブリンの討伐に行っていた冒険者達は、レットゴブリンの討伐に成功したみたいですでに帰ってきてる。だが、不思議な事に誰が倒したのかがわからない。結局、全員に参加報酬の小銀貨を全員に渡しお開きとなった。そのころアリーナはと言うと、


(ユウ様⁉︎ 一体何処に行かれたんですか⁉︎)


と、とてつもなく慌てていた。それは無理もないだろう。何せ未だにユウが帰ってきて無いのだから。


(ああ〜ユウ様に一体何が⁉︎ どうして帰ってこないのですか! あんな可愛いユウ様が未だに帰って来ないなんて心配です! そしてこのままだと絶対にリリィさんに怒られます。いやもう殺されちゃいますよぉ〜!!)


アリーナがテーブルに突っ伏して唸っていると、


「アリーナ!」


「はいぃぃぃぃ!!」


と、急に呼ばれた事ですぐに顔を上げ呼んだであろう人物にへと顔を向けた。そこにいたのは、朝早くに出かけたであろう、Sランク冒険者、リリィの姿があった。そして、アリーナは(お、終わった......)と絶望の表情を浮かべた。


何故呼んだだけなのにそんな表情を浮かべるのか怪訝に思ったが、アリーナの近くにいるであろうユウの姿が見えなかったので不思議に思いアリーナに詰め寄った。...殺気を少し出しながら......


「アリーナ! ユウは何処⁉︎ ちゃんといるわよね⁉︎」


「え、いや、あの、お、おお落ち着いてください リリィさん! ちゃんと話しますから!」


リリィの殺気当てられながら、落ち着かせようとするアリーナ。だが、


「これが落ち着いていられるか! ユウは何処なのよ! 何でアリーナの側にいないの⁉︎」


無意味だったらしい。しかも、さらに殺気をアリーナに当てている。さすがにアリーナはやばいと思ったが、これ以上何を言っても無意味だと思ったので、リリィにとっての禁句の言葉を言った。


「ユウ様は、数時間前に姿を消して未だに帰って来ないんです!!」


「......え?」


アリーナは出来るだけ大きな声でそう言った。それもそのはず。アリーナだってユウのことが心配なのだ。まだ、10歳のユウが数時間前に姿を消し、もう少しで夜のなろうとしているのに帰って来ないのだから。


リリィは、アリーナの言葉を聞いた後、魂が抜けたかのように固まった。まだ、ギルド内にいる冒険者達も何事だかと言うように耳を傾けている。


「あ、あの..リリィさん...?」


アリーナの爆弾発言から、いつまでも固まってリリィに不思議に思い声をかける。リリィは一瞬ハッとした表情になったが、すぐさま顔を伏せる。


「..........んで..........なんで...」


「り...リリィさん...?」


そして、体を微かに震えさせて、ちいさく何かを呟いたあと、リリィはその場にぺたっと座り込んでしまった。そして、


「なんで、そうなるのよ......ひぐっ...うわああああああん!」」


泣いた。目から大量の涙を流しながら。アリーナと冒険者達は予想外の出来事で目を白黒させている。中には、手に持っていたビールを落としてしまう者もいる。


リリィの泣き声に支配されたギルド内にここにいるはずがないであろう声がリリィを呼んだ。


「リリィ...?」


と。


〜明日の予定〜


きっと明日は投稿しないでしょう...


〜報告〜


わかる人は分かりますが、わからない人にはわからないと思います。


それで報告は、着々と、もう一つの方の小説の書き直しが出来ているので、今月中には投稿出来ると思います。


以上! あとがきでした!笑

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