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blue eyes  作者: のらん
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時間軸


いってきまーす!


そう叫んで僕は勢い良く家を飛び出したんだ。


自転車なにまたがり思いっきりペダルを蹴る。

春風が頬を撫でる。


桜の木がザワザワと音をたてながらあたり一面に桜の花びらを散らしていく。


この風景を僕はもう何回見たことだろうか?


そう言えば、いつもこの風景を見ている気がする。

何故だろうか?

春夏秋冬の中で僕の記憶には春と言う記憶ばかりがあり他の季節の出来事があまり思い出せない。


まぁ、それ程に僕がこの時期を好きなのだろう。


最後にあそこに行ったのは1年前のはずなのに何故だか僕は完璧にあそこまでの道のりをしっかりと覚えている。


毎年行っているからと言ってもこうもしっかりと覚えているのには少し疑問がありつつ、僕はペダルをこぎ続ける。


特に何もない田舎道。


ここをただひたすらに真っ直ぐ進むとあそこにつく。



こいで、こいで、こいで……



それは、まるで何かに吸い込まれるのかのように。



気がついたら、僕はそこにいた。






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