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20年の思いをあなたに  作者: のん
・・・5年前・・・
9/31

この恋に、終止符を。








マリ・・・。



お前は本当に、神山ショウの事が好きなのか・・・?



俺は今度こそ、決心した。



マリに俺の気持ちを伝える、と。



フラれる事なんて、分かってる。



ただ、一瞬でいいから。



一瞬でいいから、俺を一人の男として見てくれ・・・。




















リレーが終わり、俺のクラスは2位になった。



1位は、神山ショウのクラスだった。



俺は見学席に戻ろうと、今度こそ歩き出した、その時。



「残念だったね。2位。でも、マサキ充分カッコよかったよ。元気出してっ。」



マリだ。



よし、この際・・・。



ここで。



「マリ、俺はお前の事が、好きなんだ。お前がショウの事を好きなのは、分かってる。


 だから、返事はいらない。」



「どうしたの・・・。急に・・・。」



戸惑るマリをよそに、俺は話続けた・・・。



「急なんかじゃねぇ。ずっと、ずっと・・・。マリ、お前の事が好きだった。」



「・・・・・」



やっぱり、ショウの事が、好き、なんだよな?



だから、何も言わないんだよな?



これで俺も、この恋に終止符が打てる・・・。



よかったんだよな?



これで・・・。



俺はマリが何か言おうとしているのを聞かずに、走りつづけた。



リレーで疲れているはずなのに、何故か疲れを感じなかった・・・。



マリ・・・。



いままで、ありがとう。



















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