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20年の思いをあなたに  作者: のん
動き出す、恋心
16/31

ただいま、マリ








「ショウ・・・。


 帰って、きたんだな。」




「ショウ君・・・?


 宣告?


 どういうコト?


 だってあなたは、アメリカに・・・。」





「戻ってきたんだ。


 マリに会いたくて。」





え?




あたしに、会いたくて?




な、んで?








そのトキ。



あたしは感じた。



この世界に、あたしたち3人しか存在しないような・・・、不思議な感覚を。







「はいはい。2人とも、遅刻ですかぁ~?速く席つきなぁ~」






その感覚は、サナ先生の言葉によって、遮られあたしたちは自分の席へ向かった。




彼の視線を感じながら。





「はーいっ!じゃあ神山君。自己紹介、お願いね☆」





そして彼はゆっくりと口を開いた。






「神山ショウです。


 アメリカの、ハーベラ学園から来ました。」






そして、にこやかな笑顔をみんなに向けた。














ーカッコイイー











思わずそう、思ってしまう。







その笑顔に引き込まれるかのように、あたしは彼を見つめていた。







その視線に気がついた彼は、あたしの方を向き、こう告げた。





「ただいま。



 ・・・マリ。」





・・・と。






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