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20年の思いをあなたに  作者: のん
・・・5年前・・・
10/31

消えるのか?











体育祭の次の日から、俺は吹っ切れたように明るくなった。



それはマリに俺の気持ち、伝える事ができたから。



スッキリしたんだ。



それでも、気まずい。



彼女といるとき、彼女は俺に何か、伝えようとしているんだ。



俺は聞かずに彼女の前から、立ち去る。



そんな毎日に慣れてしまった。



本当は、聞くのがイヤだったのかもしれない。



あきらめきれなくなるから・・・。



未練がましくなっちまうのが嫌で。



聞けなかったのかもしれない。




















・・・このままで、本当にいいのか?・・・



突然俺の頭をよぎった言葉。



良い訳、ねぇよ。



そのころのショウは、マリに暇さえあれば、話しかけていた。



一方のマリは嫌がる素振りも見せず、楽しそうに話をしていた。



2人は、付き合っているのか?






俺は、本当にこのまま、マリの前から消えるのか・・・?



そう思った、その時だった。



「マサキ・・・。逃げないで。話を聞いて。お願い。」



マリが深刻な表情で俺を見上げる。



・・・カワイイ・・・



って、俺こんな時に、何思ってんだよ。



俺はマリの話を聞くことにした。



「分かった。」



「あのね・・・。マサキ。あたし、・・・。」












































その時、俺は気がついた。



ヤツが俺たちの事を、いつまでも見ていた、という事に・・・。









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