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第3小路 参謀昇進

その日から三日三晩、2人は昼夜共に過ごした

昼間は魔法の鍛錬を重ねて

夜は体を重ねた



転生前後、今までの生涯において

これほどまで充実した日々はあっただろうか?

彼の魔法はグングン上達し属性魔法であればサティスディーナを凌ぐほどになっていた

当然彼女も共に伸びているが元々の魔力量が違いすぎるため、差は縮まる一方だ

「マーニ様、本当にすごいです。

私なんかもう追い越されてしまって…」

「はぁ、疲れたなぁ。ありがとう、サティス。

お前のおかげだよ、本当に感謝している」

男はフレンチキスのつもりで唇を重ねたが

サティスの方が男を求め、舌を絡ませる

一瞬サティスが引いた

「どうした?」

「申し訳ございません、私…その…汗をかいたままで…

シャワーも浴びずに…」

「そんなことは気にするな、お互い様だ」

お互いの酸い匂いで湧き出る後ろめたさと良心の呵責、野外という解放感と高揚感がより一層情欲を掻き立てる



男は女の下半身にも唇を合わせ舌を絡ませる

「マーニ様、マーニ様…あぁ…そこはぁ…ハァハァ」

激しく絡んだあと、ゆっくりと優しさで包み込む

「あぁぁーー…マーニ…」

サティスディーナは真っ白になった

しばし余韻を噛み締めた後

マーニの根本を愛撫する

はち切れんばかりに膨張した硬芯を

チロッと舌先で遊び、上目遣いでこちらを見る

イタズラな微笑み

その後、口いっぱいに頬張り舌を絡めながら前後に動かす

「サティス…」

一度咥えていた硬棒から離れ

「マーニ様、いかがですか?」

言葉は疑問形だが本心は確信に近い

それだけ彼女は男を知り尽くしつつあった

芯棒の外側と巾着周辺に唇を這わせた後

男の胸の異色部を指が徘徊し弄び

喉の奥まで男を含んだ

「あっ…」

男は思わず声を漏らした

それを聞いた女は男の表情を確かめ

激しくまとわりついた

「うっ…ハァハァ…イッてしまう…あっ」

女の口から溢れ出る命の源


セイシの数は1億以上と言われているが

そのほとんどが無駄死にする

まさに生死を分けた争いが意図せぬ所で繰り広げられる

霊、魂と呼ばれるものを表現する色形が

生命の根源に似ているのは意図した表現なのだろう


ゴクン

口に残ったそれを飲み干した



この湖前の練習場

来る時は転移魔法を使うが

サティスディーナはいつも城の近くまで歩いて帰りたがる

誰にも言えない2人だけの…背徳感

手を恋人繋ぎしたり、腕を組んだり…

こんなとこを他の種族のみならず同種族でも見られたら

妬み、嫉みあるいは消される可能性も否定できない

ただその欲望は抑えられない


「サティス、我々もそろそろ潮時だろう」

まさか…そんなことを言われるとは思っても見なかった

動揺は隠しきれない

腕を強く掴んだ…離れたくない気持ちを込めて

「そんな…嫌です。私はこのまま、マーニ様のそばで…

私はマーニ様をお慕い申しております」

マーニはキョトンとしている

「サティス、何か勘違いをしておるな。私が言いたいのは魔法のことだ。このまま2人だけでは限界がある。そなたに我々の師となるものに心当たりはないか?」

女は顔を赤らめて、自分の誤解を心から恥じた

「そ、それであれば大神官様にお尋ねになられては?」

「そうだな?聞いてみよう」

サティスはまた強く腕をつかんだ



城の手前、森陰から転移魔法で城に戻った

シュイーーン


シュイーーン

謁見の間、いつもここに戻るようにしている

「お帰りなさいませ、マーニ様」

2人のメイドが迎える

「あぁ、疲れた。今日の料理当番は?」

「ダークエルフ族にございます」

「そうか、じゃ今日はキノコオムライスだな。

サティスはそれで良いか?」

「私などに選択肢はございません。マーニ様のご意向に従います」

「まぁ、そう言うな」

コソコソコソ

この時マーニは気づいた。特定の1人を偏愛することで亀裂が生じ、バランスが崩れ衝突が起きるのだと。

それをわかってサティスディーナは上手く交わしていたのだ

(頭の良い娘だな)

「夕食はキノコオムライスと料理長に伝えよ、サティスの分も忘れずにな」

「申し付かりました」

食事の前に大神官に会うことにした

「大神官をここに」

「はっ、すぐにお呼びいたします」


「これはこれは、マーニ様、ご機嫌麗しゅうございます」

悪魔族の大神官、事実上魔族の頂点に立っている

「大神官、頼みと相談がある」

「私でお力になれるのであれば何なりと」

「今、サティスディーナと魔法の訓練に勤しんでおるのだが

2人とも壁を感じておる。誰か魔法に精通するものを紹介してくれぬか?」

「わかりました。

何人か心当たりがありますので後ほどご報告いたします」

「それとサティスディーナのことなんだが、今後も同行する機会が他よりも多くなると思う。羨望、嫉妬などで彼女の立場が危うくな

るのは私の意に反する。そこで、彼女を参謀に抜擢しようと思う。

さすれば、その問題も消えよう」

「はぁ、しかし…」

「大神官よ、わかっておる。サティスディーナが淫魔族出身とて悪魔族の立場が今と変わることはない、約束しよう。

淫魔族長、出て参れ」

「はっ」

屏風の裏から出てきた

「今の話は聞いておったな。そう言うことだ、今までと何も変わらない」

「仰せのままに」

サティスディーナは嬉しさと戸惑いがごちゃ混ぜになって

なんとも言えない気持ちになっていた

(私に参謀なんて務まるのかしら…)



サティスディーナと2人でオムライスを頬張った

「どうだ?サティス、このオムライスは絶品であろう」

「はい、美味しゅうございます」

「おーい、料理長を呼んで参れ!」

「かしこまりました」

ダークエルフの料理長が出てきた

「は、はい、お呼びでしょうか?マーニ様」

料理長は突然の呼び出しに、何か仕出かしたかと内心気が気でなかった

「料理長、本当にお前の作る料理は美味いがその中でもこのオムライスは絶品だ、いつもありがとう!」

「そんな、もったいないお言葉感謝します。今後もより精進して参ります」

「料理長、参謀を紹介する」

「サティスディーナと申します」

「サティスディーナ様、こちらこそ何かあれば何なりとお申し付けください」


「サティス、今日からこの城にお前の部屋を用意する。必要なものがあれば家に帰り持ってくるがよい」

「おーい、サティスディーナの部屋を準備してくれ。急な話だから無理であれば今日はゲストルームでも構わない」

「かしこまりました、すぐに用意いたします」


「マーニ様、お風呂の準備が出来ております」

「ありがとう、サティス、一緒に入るか?」

「大変恐縮なのですが、今日はこの後私物を取りに戻ってもよろしいでしょうか」

「そうだな、急に話を進めてしまって悪かった。お前の好きにするがいい」


マーニは風呂を出てベッドでゆっくりしていた

コンコンコン

「今宵のお相手を連れて参りました」

「入れ」

3人入ってきたので少し驚いている

「本日はこちらの2人をご用意させていただきました。どうぞ可愛がってやってくださいませ」

猫耳の巨乳に、犬耳の小ぶりな胸

獣人族、何か勘付いたか?2人寄越すとは…

「それでは失礼いたします」

案内役は退出した

2人はベッドに上がるや否や男の体中を舐めまわした

その後、猫耳はその大きなたわわで息子を挟みシゴく

時々先端を舌で刺激する

立て続けに今度は犬耳が自分の胸にある突起物を膨らんだ棒に擦り付ける

「あっ…」

ダメだ、我慢の限界

2人を四つん這いにして交互に腰を振り続ける

「あぁっ…あぁーー」

喘ぎ声が響き渡る


サティスディーナは戻っていた

マーニのすぐ隣の部屋

相手をしているのが自分でないことの悔しさと嫉妬心

ただ体は男を求めている

自分の手で1番感じやすいところを刺激した

溢れ出す愛液を指に絡めながら中へと進む

「うっ…ハァハァ…あぁーん…マーニ…」

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