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昔の異世界はよかった

 昔の異世界はよかった


 仲間を集めてパーティ組んで


 未知のダンジョンに挑む日々


 剣と魔法で世界を巡る


 毎日が心躍る大冒険


 それが今では無人ロボ


 最新AI搭載で


 効率重視のモンスター狩り


 あらゆるダンジョン踏破され


 冒険者は過去の栄光




 昔の異世界はよかった


 馬車に揺られてのんびり遠征


 仲間と語らい景色を楽しむ


 あるいはドラゴンの背に掴まり


 スリル満点な空の旅


 それが今では鉄の塊


 車 バイク バス 電車


 異世界らしさは見る影もなく


 時短の対価に趣を失う


 どんどん地球へ近づいていく




 こんな異世界にも


 ずっと変わらないものがある


 伝統製法で調合された


 回復ポーションの苦味と喉越し


 老いた体に染み渡り


 かつての思い出と共に


 関節の痛みを癒してくれる

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― 新着の感想 ―
 詩的で良いですね。  それに古きハイファンタジー作品の王道といえば、やっぱりこれ。そういう人間にはたまりません。  ただ、それでもこれはジャンルの中のジャンルに過ぎないんですよね。  時代劇で例え…
どうも、過去作の時点で「SFとファンタジーが混在し共存する異世界」を舞台に異世界もの書いてたヤツです(そのせいでウケは最悪ですが) そもそも「異世界らしさ」って何やねん、 元いた世界と違う世界やから…
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