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異能使いの魔王は学園を好き放題に蹂躙する (旧題 : 金色の魔王(魔法の王)は微笑む)  作者: 誠くん2F29
メアの過去編

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第46話 振り出しに戻る

 先輩から衝撃な事実を教えてもらってから1年が過ぎた。

 この1年間はいろんな事が起きて、本当に大変だった。


 まず最初にやったことはテロ組織の掃討作戦だった。

 しかも、そのテロ組織とはあの日、ナタリーが入院していた病院を襲った因縁の相手である。

 そいつらはその後もいろいろな場所で出没しているようだった。


 国や異様省はテロ組織の末端の構成員を捕まえる事は出来たが、なかなか幹部クラスの重役は誰1人として捕縛出来ていなかった。

 それに加え、いつも先手を取られていて、上手くいかなかった。


 しかし、なんと組織の拠点を見つけたらしく、その拠点に乗り込み一斉逮捕するという作戦である。

 私はその作戦の先発部隊に選ばれた。

 周りは私よりも年上な方ばかりな中、成果をあげないといけない。


 周りにいる手練れの職員方と遜色ないぐらいには、以前よりも私はさらに強くなったはずだ。

 その状態でテロ組織の拠点へと向かった。


 拠点内では激しい戦いが繰り広げられたが、私はなんとか組織の幹部とおもしき男を捕まえることに成功した。

 しかし、異能省全体でみると結果はあまり芳しくなかった。

 いつものように末端の構成員は捕まえることが出来たが、幹部やボスは逃がしてしまった。


 なので、一番成果を出したのは私ということになった。


 私にしてはとても順調な滑り出しだった。

 しかも、この件のおかげて他の職員の方からすごく信頼されるようになった。



 その後も運のおかげもあって、次々と功績をあげることが出来た。

 本当なら異能省の職員には事務作業もする義務があるのだが、実力が非常に高いと認められた職員はそのような職務が免除される仕組みになっている。


 そのおかげで異能犯の逮捕や災害などの事後処理などを主に担当することになった。


 コツコツと日頃の任務を遂行していると、異能省の宣伝も相まって、ちよっとした有名人になっていた。

 テレビや雑誌などのメディアからも取材が来るようになって、さらに忙しくなった。



 それからもナタリーの為にひたすら働いた。


 そうすると、なんとナタリーの意識が戻ったという報告を上から受けた。

 面会出来るかどうか聞くと、どうやら一時的に戻っただけで、面会を出来るような状態ではないらしい。


 意識が戻ったことはとても嬉しいのだが、完全復活とは程遠そうだ。

 しかし、このまま異能省の治療を受けていればナタリーが、また元気に暮らせるかもしれないと思うとさらに元気がでてきた。



 そして1事前に通告されていた、スターダスト異能学園への転校の日にちが近づいてきた。


 スターダスト異能学園はアメリカとは違い、4月から入学式があるらしい。

 そのため少し不思議な気分がする。


 始業式の1週間前になるとついに飛行機に乗る日がやってきた。

 空港に向かう途中、タクシーから窓の外を見ていると、どうやら天気の機嫌が悪いようで昼なのに辺りは暗かった。


 飛行機がきちんと飛んでくれるか不安になってきた…。


 空港に着きチェックインを終えて、暇な時間が生まれたのでカフェに行くことにした。

 余裕を持ってきたので、離陸まであと3時間ある。

 なので、コーヒーを啜りながらスマホを見ていた。

 それから1時間ほど経ったところで、空港の出発便案内モニターに欠航のお知らせと書いてあるのが目に入った。


 そんな気はしていたが、外からの雨や雷の音を聞くと納得せざるおえない状態だった。


 今日の全ての行動が無駄になったように感じたが、天候はどうしようもないので、またタクシーを呼ぶことにした。


 このことを上に報告すると、なんとすぐに替えのチケットを発券してくれるらしい。

 始業式までの日程に余裕がなくなってきた。

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