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雨と雨の間に

作者: タマネギ

雨と雨の間に

暖かくなり寒くなり、

どれにしたらいいか、

何を着たらいいか。


わからない、どうしよう。

わかっても、用意できず。


日々は過ぎてゆくから、

暖かくなり寒くなり、

どれにしたらいいか、

何を食べようか。


わからない、どうしよう。

あなたなら、どうする。


春先の朝早くなら、

山際の空の水色の、

その上に伸びてゆく

飛行機雲に尋ねた。



雨と雨の間に

笑ってたり泣いてたり

どうしたらいいか、

何を決めたらいいか。


わからない、どうしよう。

わかっても、踏み出せず。


久しぶりに出会っても、

笑ってたり泣いてたり、

どうしたらいいか、

何を語ろうか。

 

わからない、どうしよう。

あなたには、見えてたの。


この先の出来事なら

山もあり海もある町の、

つかの間の思い出も

飛行機雲になりそう。



わからない、どうしよう。

わかったら、寂しいから。


春先の夕暮れとなれば、

ひっそりと生きてゆくだけ。

どれだけの思い出なら、

飛行機雲は消えないの。

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