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【占い付き小説】

作者: 泡盛もろみ

「みてみて、この本、占いがついてるの」

友人はそういって真っ白な装丁の本を渡してきた

「星占いとか?普通じゃない?」

そう返すと、友人は続けた。

「ちがうんだよ!昨日読み終えたページに昨日の占いが載ってて、今朝も少し読み進めたら今日の占いが載ってたの!びっくりしちゃった!」

そりゃ読み進めたら違う占いが出てくるのはあたりまえなんじゃ?

そう思ったが、その子からその本を借りて読んでみることにした。


学校帰りの電車の中読み進めると、そろそろ最寄駅につくタイミングで今日の占いが出てきた。

なんだかタイミングがいいな。なになに?今日はもう本を読まずに寝た方がいい?

なんだか胡散臭いな。

言われた通りにするのも癪だけど、今日は宿題もたんまりでていることだし、その通りもう読まずに寝ることにしよう。


でもお風呂上がり、やっぱり気になってしまってさっきの本をもう少し読んでみようと思ってしまった。

少し読み進めると、もう一度占いが載っていた。

「今日はもう本を読まずに寝た方がいい?」

またさっきと同じことが書いてある。

ほら、やっぱり定期的にこういうことが書いてあるんだよ。

あいつもこれをみて何か勘違いしたんだろう。


いや、まてよ?あいつはたしか昨日と今日で違うことが書いてあるっていったな?

今読んだ二つの占いは同じ内容だったぞ?

なんだか背筋がゾッとした。


"今日はもう本を読まずに寝た方がいい"


どうする...?これ以上確認するか...?しないか...?

SSRうんこと同じような結末になってしまった。

話を立ち上げるまではいいがオチがすぐに思いつかないのでぶん投げてしまう。

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