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タイトルは未だ未定です。  作者: 甘槻悠月
1/1

プロローグ

初めまして。甘槻悠月と申します。

まともに物語を書き上げたことがないというド素人の私が、初めて完結へ結びつけよう、と思った作品です。

異世界ファンタジーという慣れない分野なので、色々と至らない部分があるとは思いますが、生暖かい目で見守っていただけると幸いです。

人生は甘くない。そんな事は常識で、自分の思い通りになどいかない事が殆どだ。

「……説明してもらおうか」

「私が悪うございました、どうかお許しください。この通り」

「いや、この通りって言いながら胸張ってどうすんだよ!?」

「失礼ね、無いものは張れないわよ!」

「そこかよ!?」

「とーにーかーく。冒険に仲間は必要不可欠でしょ?それに兎は寂しいと死んじゃうの。もっと私を丁重に扱って頂戴」

「誰が兎だ……しかもなんで俺が説教されてんだよ」

そこそこ大きな国である、クラスペディア。ここは未知の体験に期待で胸を膨らませる、数多くの駆け出し冒険者で溢れている。

俺、イブキもその一人。つい先日、魔法学園での訓練を終え、自由にクエストを受注することを許可されたばかりだ。そして俺の目の前にいる少女、シオンも俺と同じ、駆け出し冒険者だ。しかし本人曰く、学園では成績上位、魔力も人より強い……とのことだ。俺達は今日、初めて出会い、記念すべき初の授業以外でのクエストを受注した。俺はそこまで強くなかったし、自信満々なシオンは、俺にとってとても心強かった。なのに……



「魔物に怖気付いてクエスト失敗とか……カバー出来なかった俺も俺だけど」

「くっ……うぅ……!だって、聞いてないわよ!あんな気持ち悪い魔物と戦うなんて無理よ、絶対無理!!」

「あのなぁ……それじゃ、いくら魔力が人より強くたって意味無いだろ?学園では上位だったって、まさか……」

嘘なんじゃ、と言いかけたところをシオンに遮られた。

「……嘘はついてないわよ?学園の奴は機械的だったし」

「言っとくけど、少なくともクラスペディアには機械的な魔物なんていないぞ?不気味な奴らばっかりだ」

「……」

「……困るのはお前だけじゃない、俺もだ。この際、特訓でもするしかないよな……」

「ありがとうございます、イブキ様」


……コイツとパーティ組むの、辞めたい……。

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