第0話~死と自分~
ある日のことだった。
自分が幼い時、交通事故に巻き込まれそうになったそうだ。
しかし、自分はたまたま、事故に巻き込まれていないが、頭に擦り傷が出来ていた。
なぜ、自分に擦り傷が出来たのかよくわからない。
そんなことを思う日があった。
けど、そんなことを気にせず、いつもの日々を過ごしていた。そんな暇な日々を…。
ある日、自分は図書館に行って超能力の本を見つけた。
その本は、自分に、 「読め」 と、話しかけているようだった。
自分は、思いのままにその本を読んだ。
その本には、あることが書かれていた。
「あなたは、超能力を信じますか?例えば、タイムスリップとか…」
"タイムスリップ"という言葉を見た瞬間、幼い時の交通事故を思い出した。
思い出したと言っても、一部だけだ。
それは、バスが崖から落ちていく所だ。
なぜだ。自分は事故に巻き込まれていないはずだが…。
まさか…、、、いやいや、そんなわけないは……ず……だよね。
自分は、少しながら笑みを浮かべながら、その本を読み進めていった。
自分は、図書館に来たあるもうひとつの理由をてっきり忘れていた。
それは、図書館で働いている幼なじみの彼女に、会うことだった。
会って、別に何もするきはないが、
まぁ、会うだけだ。
そんな自分を周りは、草食系男子と呼ぶらしい。
まぁ、自分は自覚しているけどね。
そんなことを考えているうちに、15分もたっていた。
しかも、自分の近くで、ケンカが始まっていた。
あーもううるさいなぁ。
と、思っていた。そこで、自分はひらめいた。
このケンカを止めるのだ。彼女に見栄をはるために。
すぐさま、行動に移した。
「おい、ここでケンカするんじゃねぇよ。うるさいから。」
……無反応だ。
「うるさいからケンカやめろ!」
…また無反応。
「ケンカやっ……」
「さっきから、うるせぇんだよ。はなしかけんじゃねぇよ」
聞こえてたか。よかったぁ。
……いやいや、そうゆうことじゃない。
「うるさいのは、そっちの方だろ」
「なんか文句あんのか」
「そっちこそあんのか」
なんか、ケンカに巻き込まれてしまった。
いつの間にか、殴りあいになっていた。
自分が、気を抜いた瞬間……
自分が相手に突き飛ばされ、
本棚の角におもいっきり頭をぶつけた。
いててて。早く起きなきゃ。
あ…あれ?体が動かない…。
ん?なぜ、皆、怯えているんだ?
そして、彼女もよってきて、自分を抱えて、
「死なないで!」と、叫んだ。
死なないで?……あぁ、自分は死ぬんだ。
やっぱり、いつもやらないことはやらない方がいあんだなぁ。と、後悔した。
けど、もう遅い。
うっ、い、息ができ…な…い……。
そして、自分は死んだ……………の…………か?
第1章へ続く…。