第二話 アレクサンドロス
どうもー。
なんだかんだで第二話です。
よろしくお願いします。
大陸歴905年
元アカネイア領、ルネスの城。
「おい!親父!酒だ!」
と男は酒場の扉を蹴って開けた。
酒場の亭主は
「また、きたか」
と思った。
この男、名をアレクサンドロス。
ルネスの城から南、ハイの町の生まれである。
「やあ、アレクさん。」
「よお、アレク兄ぃ」
と、アレクサンドロスが酒場にいると
何故か人が集まるのであった。
アレクサンドロスは、ハイの農家に三男として生まれた。
アレクサンドロスの母は彼が生まれる前に
夢で竜に出会ったと言う。
ゆえに、アレクサンドロスを特別に育てた、
そのせいか、彼はルネスのごろつきになったようである。
アレクサンドロスは、何度も罪を犯した事があった。
彼は何度も牢に入ったことがあったが、
彼を信頼する、牢役人ハンレイや
幼馴染の役人、ユリウスが逃がしたと言う。
ある日ユリウスがアレクサンドロスを尋ねた事があった
「え?俺が役人に」
「うむ、ルネス城太守の命令でな。土工の輸送の仕事なのだ」
「俺でいいのか?」
「うむ・・・・・」
(はぁ、アレクサンドロスを輸送令に?奴はただのごろつきですぞ。)
太守は言う
(奴はろくでなしだが、町のごろつきには人気がある。土工を集めやすいのだ
アレクサンドロスはドルーア帝国の輸送令になった。




