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エッセイ

やらずに後悔するくらいなら、やらかして悶絶したい

作者: たかさば

 どうも、どうもどうも。

 常日頃から己の衝動を抑えることを進んで選択しようとしないものです。


 本日は、なんで自分がやらかしがちなのかということについて、自己分析および言い訳なんかをしてみようと思います。すこぶる個人的な話にはなりますが、よろしければお付き合いくださいな。


 私は普段、基本的に、個人行動を第一選択として生活をしております。買い物も散歩もカラオケも回転寿司もお祭りも焼き肉もスイパラも一人で出かけることができる、ぼっちが心地よく感じるタイプなんですよ。

 積極的に他人とコミュニケーションをとりにかかろうとしないので、家族にハメられて参加せざるを得なくなるような状況をのぞいて、ほぼほぼ他人とは行動を共にしないようにしています。家族以外の人体と連れ立って行動をしないよう心がけておりましてですね。

 すぐに他人ファーストに努めてしまう厄介な癖があるので、自主的に避難にかかっている感じですかね。一人で行動すれば、常に自分を最優先できることになるのですよ。


 ぼちぼち作品中で書いているのですが、私は割と嫌な感じの家に育っておりましてねえ…。

 抑圧されることが当たり前だったと言うか…やりたいなと思うことはことごとく否定されるような生活を長く続けた経験が身に沁みついていて、のんきな暮らしが実家にいた年月を上回った今もなお、思い出したように自身の奥底から憎たらしい感情がニュルニュルと出てくることがあるんですよ。 それはさながらニキビだとか角栓だとか粉瘤みたいなもんでして、ちょっとしたきっかけで気がついて、ついついいじってしまって、薬用せっけんで顔を洗ったり薬を塗ったりつぶしてみたりして、サクッと治ることもあれば化膿しちゃってうんうんいう羽目になることもあるような…ええと、私は何を話していたんだったっけな……。


 まあ、とにかく、長きに渡って呪いのような言葉を聞き続けたわけです。

 どうせ失敗するんだからやめろどうせうまくいかないやっても意味がないそんなことよりも普通にしろ目立ったら損するだけ恥をかくのはあんただあんただけじゃなくこっちにまで被害が出る何もするないうことだけ聞け言われたことも満足にこなせないのにバカか忌々しいそのたもろもろ。

 その成果たるや憎たらしいほどバッチリ出ており、自分の好みだとかやりたいことを口にすることが出来ない人に仕上がってしまったというこの悲劇よ……。


 しかしながらですよ。

 私がもともと生まれ持った性質というのはかなり相当好奇心旺盛であり…、何かしらの新しいモノにふれるたびに、モヤモヤした感情が渦巻いてはいたんですよね〜。


 我慢しきれずに実家連合軍の言葉を無視して行動に移すこともあったのですが、言われたことを守っていないという負い目があるためか中途半端に思い切りが悪くて、まあまあ失敗することが多かったんです。 で、それを神経質な家族にバッチリ見つかって、だから言っただろうだのどうせこうなるってわかってたのにだのろくでもない事しかしないだのあははははだのこんなバカ見たことないだのやっぱり失敗したねだの無駄な事ばっかして楽しそうでいいねだのネチネチネチネチ言われる悪循環に巻き込まれる事も少なくなくてですね。さらに少しでも口を挟めば二十億倍にして返しやがるので、何も言わずに黙りこくって嵐の過ぎ去るのをひたすらに待つようなやな感じのパターンなんかも完成したわけなんですけれども。


 高校生ぐらいからなんとなく…家族に対する違和感のようなものを感じるようになりまして、大学に入ったあたりで自分はひょっとしてわりかし過酷な環境下にいるのではなかろうかと…ようやく周りを見渡せるようになったのですよ。

【うちの当たり前=世間の常識】ではないのだと気づいて、ちょいちょい視野が変わりはじめましてねぇ。色眼鏡が外れたような、世界はわが家の筒をのぞき込んで見るものであるというルールが撤廃されたような…まさに革命期とでもいうか。


 そうこうしているうちに社会人になって、実家を出ることになりましてね。

 やりたいなと思ったことをやるんじゃないと止めにかかる人がいなくなりまして…それはそれは、やりたいと思ったはしからいそいそと首をツッコむようになりましてね?!


 やらかしても罵倒する人がいないのでその分気が楽になったというか、自分がやらかした結果が、自分一人の感情だけで終息するので気が楽になったというか。まあ、それなりに失敗もしましたけど、なんていうか…納得感?満足度がハンパなくてですね。


 実家にいた頃の事を思い出すと、「やっとけばよかった」「なんでやらなかったんだ」みたいなくよくよが多いのですが、家を出てからは「あれはやめとくべきだ」「あんなことしたから」「あれは判断ミスだった」みたいな、糧となってる感があるんです。

 失敗というのは、紛れもない経験ですのでね!!

 やらずに回避した経験と、やってやらかして反省した経験であれば…後者のほうが身になるように思うのですよ。


 かくして私は、やらずに後悔するよりもやって後悔したいタイプになりましてですね。


 気になったらとりあえずやってみる、思いついたらまずやってみる、先を予測してせっかくのアイデアがポシャるくらいならさっさと発信してしまえみたいな感覚ですかね。もはややらかした経験を増やすために手当たり次第新規開拓に勤しんでいるフシがあったり、なかったり…。


 なんていうか…ぼんやりと生きていくのもいいんですけど、個人的にはさんざん抑圧されてきた感情をフルに活性化したい気持ちがあるんですよ。

 楽しいとかうれしいとかはもちろんのこと、恥ずかしいとかヤバいとかどうするよとかプンプンとか悲しいとか愛おしいとかこりゃすげぇとか…いろんな心情を得たい感じですかね。


 そんなわけで、私は何事も深く考えず、すぐにノリと勢いでサクサクやりたいことを思ったことをやるようにしておりましてですね。その結果として、執筆作品数1500超えという快(怪)挙に繋がっていたりしましてですね。


 無鉄砲に創作&公開する事でわりとぼちぼちかなりそうとう現在進行形で恥をかき続けていることはさておき…、気分的には随分晴れやかであることは間違いないのですよ。

 色々と問題を起こしてうわーと頭を抱えることも少なくないのですけれども、まあ、いわゆる開き直っている感じ?心身ともにやけにすっきりとした毎日を過ごしていたりしましてですね。


 なので、これからもきっと私は…、この調子でやらかしては頭を抱え続けることにはなると思いますです。

 それが私の生き方ってことなんですよ、ええ。胸を張ってやらかしていきますとも!(なんか違う)


 微妙に今回のエッセイもやらかした感が拭えませんが、まあ、まあまあまあ。

 あとで軽く頭を抱えておきますのでね、ええ…。

 お付き合いいただきましてありがとうございました…。






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