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AI画像で週末のアリバイ作り部-小説版- ビアガーデン-挿絵入り-

作者: 研晋三

※この物語はフィクションです。

人物・団体・宗教・名称等は架空であり実在のものとは関係ありません。

---

AIの世界を旅する僧健次は今日も新たな冒険に出かけた。

彼はAIイラストの世界に入り込むことで様々な時代や場所を体験することができるのだ。

彼は自分の好きなテーマを選びAIが生成したイラストを見ながら物語を紡いでいく。

今日のテーマは「ビアガーデン」だ。


春を超えて初夏のような暖かさに舞い上がってしまった健次、一年中休みなくやっているというビアガーデンを予約していた。

チラシに書いてあるバイキング形式で食べ放題・飲み放題という言葉に健次の心が躍った。


チラシには春を感じさせる写真が満載だった。

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

朝から唐揚げの品評会~楽しいな~楽しいな~

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)


しかし流行りの庭園ビアガーデンと間違えて霊園ビアガーデンを予約してしまったようだ。

霊園ビアガーデンに来る人なんて誰もいないだろう……そう思いながらも健次は出かけることにした。

会場に着くとぽつりぽつりとお客がいるようだった。


案内され席に着いたがどうにも落ち着かない。

墓地の中で飲むビールはお供え物に手を付けている様な罪悪感で健次はビールがなかなか進まないようだ。

挿絵(By みてみん)

気分を変えようとした健次はテーブルに目一杯のビールと華やかな飾り付けをしてみた。

しかし気分は上がらず、傍から見たら即身仏とそのお供え物に見間違えられてしまいそうだった。

挿絵(By みてみん)


来園者の中には海外からの訪日客もいるようだ。

日本の文化を知るためにツアーに組み込まれているらしい。


旅行者の表情も様々だ。

ビールを渡されて戸惑う男性。

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)


異国の地で墓地に案内され、つまみも無しに一杯のビールを手渡され放置される。

これでは楽しみにしていた日本旅行も台無しである。

挿絵(By みてみん)


しかし中には気にせずに墓石をテーブル代わりにしている旅行客もいるようだ。

旅の墓石は掻き捨てとはよく言ったものである。

挿絵(By みてみん)


夕暮れになり人が増えてきた。

ケンジ「暗くなったせいか顔色が悪い人が多く霧がかかったように見えるな……」

健次は少し飲みすぎてしまったようだ。

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)


帰り道で運試しで引いたSOBO(僧ロボット)のクジで健次は見事A賞のフィギュアを当てほくほく顔で帰路に就いたのである

挿絵(By みてみん)

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