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Jamiroquai - Virtual Insanity (Official Video)


を 聴きながら


 **


 「クレイジークレイジークレイジー ポップ クレイジークレイジークレイジー ポップ」


 目の前から歩いてくる妙な恰好をしたそれは、調子っぱずれの歌らしきものを唱えながらふらふらと歩いている ……友人である私は、呆れてそいつを呼び止めた


 「ベンチャミン ピッグ! またこんなところでふらついて……何をやっているんだい?君は」


 ……友人である彼は、ベンチャミン ピッグ と言った ……まぁ、最も、友人と認識しているのは、私のみであるのかもしれない ……何故なら、会話はいつも一方通行で終わるのだから


 ベンチャミン ピッグ……と言い続けるのは長いし疲れるから、短くしてピッグと呼ぶが……彼は、ピタリと身体の動きを止めると、私を見つめた まるで沼の底のようなどんよりとした目……ピッグがこのような目をする日は、決まっていた


 ……私はため息を吐く ……仕方のない……今日もまた、小麦粉を買わなければならないらしい

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