表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/18

好きのきっかけ


「あのさ、郁と式場見学に行った後、


コーヒー飲んだの覚えてる?」



慶太が懐かしそうにコーヒーを飲みながら、


私の顔を覗いて言った。



「うん、覚えてるよ、夏でしょ?」



「そうそう、俺、あの時に、


あー先生の事好きだって思ったんだよね。


ほら、コーヒー受け取る時に指がさ、


当たったんだけど、ドキドキしてさ。」



慶太は恥ずかしそうに小さく笑った。


その姿を見て、本当に、愛しいと思った。


ゆっくりと顔を近付け、


少し長めに慶太に口付けた。


唇を離すと、慶太はニッと笑った。



「郁からしてくれるの、珍しいね。」



「来週、不動産屋さんに行こっか。」



慶太はいいの?と電車が到着するまで、


何度となく確かめた。


その度にいいよとハッキリ答えた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ