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想像の世界〜自分のオリキャラになりました〜  作者: 旧天
幻想異聞奇譚 第一章 末世の北極星
93/167

1-9 3人目のルール違反の覚醒者

ブックマークありがとうございます!


実は今日の更新かなりギリギリでした。

『だけど、今この巨大な生命は存続の危機を迎えています。あなた方の言葉で言うオーバーワールドがエネルギーを吸い取ってこの星系を巻き戻しています。このままではこの巨大な生命はエネルギーを失い、あなた方も亡くなってしまいます』


オーバーワールドのエネルギー源が判明した瞬間であった。それと同時に驚愕した。巻き戻しが何度も行われているのにエネルギーは未だ尽きることがないのだ。時間を巻き戻しても尽きることのないエネルギー、無限と表現できるほどだ。そのエネルギーが尽きてしまう可能性があるということだ。


『詳しく説明いたしましょう。オーバーワールドの目的、それはこの世界の中心となること。あの巨大なエネルギーの塊を全て吸収して新たなる生命体に成り代わることです』


あれを全て吸収する?


あの無尽蔵に思えるエネルギーの塊を全て吸収する?!


それであの巨大なエネルギーに成り代わる!?


『驚くのも無理はありません。ですが事実です。実際に天災の日以前、通常の時の20%しか残っていません。ここアンダーワールドからクリフォトの樹を通じて現実の龍脈へエネルギーを送ってもらっています』


と言うことはオーバーワールドは80%のエネルギーを吸収しているって言うことですか?


ん? 


送ってもらっている?


どう考えてもあの塊からエネルギーが流れているようにしか感じられないのですが


『はい、今は供給をやめて別のところに送っています。アンダーワールドも、あの巨大なエネルギーも残り僅かなエネルギーを送っています』


そんなことしたら私たちも巨大生命体も死にますよ?! というかせっかく送ってもらったエネルギーを別の場所に送るなんて馬鹿ですか?!


『あなたのために送っているのです』


……私?


『現在、オーバーワールドは殆どの人類を洗脳状態にしています。洗脳するということはその人の思考を妨害すること。我々の原動力である想像の力を消してしまうことです。龍脈の源流が無くなっているのです』


ちょっと待ってください。どういうことですか? 今、私この世界の真理の片鱗に触れていますか?


『巨大な生命も源流が無ければオーバーワールドがいなかったとしても消滅してしまいます』


ダメだ理解できない。だから覚えるしかない。いつか情報が揃って理解するために。


『手付かずだったアンダーワールドのエネルギーを吸い取っても長くは持ちません。私たちは滅びを待つだけでした。そんな時に、何人かの人が洗脳を解いて想像する力を再び手に入れました。ですがオーバーワールドも彼らを放置はしませんでした。ある者はこの世界に落とされ、ある者はオーバーワールドに囚われました。放置していたら我々が息を吹き返して戦力を整えられるので』


落とされたのは私や龍崎さん、囚われたのはアンダーワールドのオリキャラ。


『ですが、その中の1人が他の覚醒者とは違っていました。それがあなたです』


私が他と違う?


『あなたはオーバーワールドでは消すことが出来ないのですから』


いやいやいや

ガッツリ落とされていますけど


『それは置いておいて』


置いておけませんよ! オーバーワールドが消せないって言っているのに消されていますけど? そこをちゃんと説明してくれないと!


『ルール違反の覚醒者』


声は短く答えた。


『今はこれしか言えません。ルール違反の覚醒者であるあなたはオーバーワールドと正面から戦うことができます。その為に私たちはエネルギーを送ったのです。オーバーワールドを倒すための力をあなたに授ける為に』


龍脈の流れが止まり、逆流する。先ほど声が言っていたように巨大生命体へエネルギーが送られている。


その代わりに『声』がある下の方、その更に下の方からエネルギーが私目掛けて上ってくる。


いきなり言われても困ります! 確かに力は必要だと思いますし欲しいですけど、いくらんでも急展開過ぎます! 説明を!


というかさっきから訳わかんないんですよ!


この力は何ですか!

あなたは一体何ですか!


『あなた自身が龍脈となります。エネルギーが体を巡った時の感覚を忘れないで。この力はあなた自身が龍脈にならないと使うことができません』


声は私の問いを無視して一方的に言い続ける。


『仲間を増やしてください。そして仲間の物語を聞いてください。それが、オーバーワールドを倒すための武器となります』


エネルギーの奔流が私にぶつかる。吹き飛ばされるか、自分が消滅するかと思ったがぶつかった瞬間にエネルギーが私の中に入り込んでくる。水を飲んだ時のように全身を巡っていく。意識がグラグラとして気絶しそうになる程。


私が吸収できるとは思えない程のエネルギーが私の中に入っていく。それでも満タンになることはない。


意識が空白になっていく。


『最後に一つだけ』
















『お願い……助けて』


ルール違反

1人目 オーバーワールド

2人目 ?

3人目 ルナフ←new!


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