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想像の世界〜自分のオリキャラになりました〜  作者: 旧天
幻想異聞奇譚 第一章 末世の北極星
85/167

1-2 落とされなかった理由

今朝の旧天


久しぶりの更新だったからpv伸びないな……ブックマーク一つ付けてくれた人がいる……評価ポイント上がってる?!


リアルに「うひょ〜」と言っていました。


ブックマーク評価ありがとうございます!

二人で話し合い、判明したのは以下の通りである。


共通の認識


巻き戻しを起こしているのはオーバーワールド

この世界は現実世界ではない

蜘蛛人間の正体は不明

現実世界への帰還方法は不明

現実世界の時間の流れとは一致していない

Nさんは可愛い


私しか知らなかったこと


因果の脱出の存在

Nさんが因果の脱出に所属していた

?と名乗る謎の存在がいること


龍崎さんしか知らなかったこと


ポラリスの存在

第三のグループの存在

因果の脱出は龍崎さんがここに来る前に存在していなかった

Nさんは神奈川覚醒者連合の総長だった

大輔の前任のアリスは連合の副総長だった


************


何度か会話が脱線したが話し合いの結果は上々だった。


「時系列を考えると私がこの世界に落とされた後にルナフが覚醒したようださ」


これはNさんの存在によって説明できる。私が覚醒する以前の巻き戻しはずっとNさんが俺の覚醒先のオリキャラだったのだ。そのNさんを知っているから龍崎さんは私が覚醒する前に落とされたと考えられる。


「問題は、何故ポラリスが消えたのか。そして因果の脱出がどうして現れたのかですね」


龍崎さんがいた頃はオーバーワールドに立ち向かう覚醒者は主に三つのグループで分かれていたようだ。


神奈川覚醒者連合

覚醒者の中でも最大の派閥で力を持っていた。巻き戻しに気づいていない覚醒者も仲間としたため純粋な戦闘力では国家レベルを超えていたらしい。


ポラリス

少人数だったがメンバーがそれぞれ特殊な技術を持っていた。星の力を使うことができる龍崎さんは無限に戦うことができたそうだ。


アカシックレコード


謎に包まれたグループ。その規模は未知数で一般人も加入していた。一般人だから当然巻き戻しのことを知らない筈なのに巻き戻しをする度に加入させていた。その手段は不明。情報網は海外まで広がっていて海外にも協力者はいた。リーダーも不明。


主に連合とポラリスに情報伝達をしていたとのこと。


私はこのグループのことを聞くのは初めてだ。アカシックレコードは創作でも頻繁に聞く単語だ。簡単に言うとこの世の始まりから今までを全て記録しているものだ。情報収集を主な目的としているならアカシックレコードという名前も納得できる。


問題は私がいた現代でその3グループを見るどころか名を聞くこともなかったということ。その代わりに『因果の脱出』が現れたことだった。Nさんも連合については一言も言っていなかった。因果の脱出のメンバーも誰一人言っていなかった。


「どうして消えたのか……と言っても十中八九オーバーワールドが消したさ」


龍崎さんの意見に頷く。邪魔してくるグループなんて目障りだろう。消せるのなら消してしまえばいい。それを可能にする力を持っている。


時間の巻き戻し。弱いとはいえ全人類への洗脳。止めに並行世界送り。


考えれば考えるほどオーバーワールドに勝てる算段がつかない。


「だけど新たに現れたのが因果の脱出。そのメンバーにNさんとアリスさんが入っていた。だけどリーダーではなくただの構成員として」


「ポラリスの隊長だった私は落としたというのにNとアリスは記憶を改竄して残した。何か理由があるさ」


「もしくは落とせない理由があった」


Nさんとアリスさんを残した理由、落とせなかった理由。それがなければNさんは私に引き継ぐ前にオーバーワールドに落とされていただろう。


「Nに何か特殊な設定はなかったさ? 作者なら知っている筈さ」


龍崎さんに促されて記憶を辿る。Nさんの特殊設定?


最強とかはありきたりだし、不老長寿も珍しくはない。何か特別な力を持っていたかといったらそういうわけでもない。沖田ユイのように七色の魔女だったわけではなく、純粋な力のみで戦っていた。自身の力と仲間の協力で戦争を仲裁していた。色々な敵と戦った。ボツ案まで広げれば歴史改変を解決したり……


「歴史改変に抗った?」


何でーー


何でこんな重要なことを忘れていた? 記憶がフラッシュバックでもしたわけではない。無意識のうちに考えないようにしていた。


背中の痣のことも。


「どういうことさ」


龍崎さんの声で我に帰る。ひとまず記憶のことは今の話題が終わったら伝えよう。


「ボツ案にしたのですがNさんがずっと追っている人がいたんです。時の魔女、歴史改変を繰り返す魔女でNさんが倒す存在です」


「歴史改変、巻き戻しと似たようなものを倒す。オーバーワールドにとっては天敵の設定さ。だから消せなかった?」


「だから消せなかった?」


ボツ案にしているのだからその設定はないことになっている。現実のNさんがその設定を持っているわけではないのだ。


「この世界はオーバーワールドに現実から消された奴らが集まる場所さ。言ってしまえばここはボツ世界さ。ここに来てボツの力を手に入れることができるかもしれないさ」


時の魔女はボツにした。

だからNに巻き戻しや歴史改変を解決する力がボツ設定の中にあった。

もしもNをこの世界に落とす、即ちボツ設定にしたら歴史改変に抗う力を持ってしまう可能性が考えられた。


現実世界にそのままいてはずっと邪魔してくる。かといってボツにしたらパワーアップして戻ってくる可能性があった。だから記憶を改竄して現実世界に置き続けた。なるべく邪魔にならないようにし続けた。


「でも、パワーアップして戻るなんてできるのですか?」


パワーアップ、ボツ案の力を手に入れることなんて出来るのだろうか?


「出来るさ、この公園に結界を張った人がそうだったさ」


私にも用事があるので約束はできませんがブックマーク評価感想などしていただけると本当に嬉しくてモチベーションが上がって投稿速度が上がることがあります。


ブックマーク評価感想などしていただけるような作品にしなくてはならないのは私自身わかっていますが、出来るのならばよろしくお願いします。


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― 新着の感想 ―
[一言] あ、それ私ですね。 先日、ブックマークと評価させていただきました。
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