表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
想像の世界〜自分のオリキャラになりました〜  作者: 旧天
第2章 つかの間の日常になると思っていた
52/167

?の戦闘能力は?

?は?だから?


ブックマークありがとうございます

「眠っている……」


救出したルナフを見ていた使徒がそう言う。精神干渉できる奴が言うことなら間違い無いだろう。アンダーワールド化していない今の私ではただの魔法使いでしかない。


それも、非戦闘向きの魔法使いだ

(彼女)


「そうか、それならいい。魂は回収されているか?」

「ええ……ただ」

「ただ?」

「松村ルナフ……特殊、正しい判断……できない」


やはりそうか

松村ルナフはやはり……

いや、まだ決まったわけではない


「まあ、大丈夫だろ。神さまはこいつがいなくなるのは避けたいのだろ」

「はい……死んでも……蘇生」


さらっと他の覚醒者ができないことをすると言うな。


「なら最悪の事態が起きたとしてもあんたらに任せておけばいいな。それじゃあ後は頼んだぞ」


使徒が頷いたのを見てから杖を振る


「ハローワンダーワールド」


************


?が地球上からいなくなったことを確認してから脳内記録した先ほどの戦闘を一から振り返る。彼女は巻き戻しの犯人と同じく特級特異点、今回は共闘関係をとったが本来なら私が殺すべき相手だった。


ボツ案に飲み込まれそうになったところを助けてもらったのは感謝しておりますが



特級特異点を全て殺すのが私の使命なので



それにしても無警戒で全力を見せてくれましたね。これぐらい情報があると殺す時の作戦が立てられます



「貴様たちの物語をここで終わらせる」


この時点で?の黒い靄は52体

意外と少ないですね、まだ完全に仲直りしていないオリキャラたちがいるのでしょうか?


靄たちは一体一体ちゃんと魂があるのかそれぞれが独立して動いている。


それに一部の靄たちは下がっている、おそらく非戦闘系の物語のオリキャラなのでしょう。


だけど彼女の世界に引き摺り込まなければ靄と戦う必要はないはず


黒い靄はおいておいて?の戦い方、彼女は根っからの遠距離方らしい。Nと違って身体強化で突っ込むということはしない


だからあんな大胆な格好ができるのでしょう


「改魔法!」


改魔法というからにはオリジナルがあるということでしょう。属性は様々、実体化していたり炎みたいに現象としての攻撃もしている。


極め付けは止めの一撃


?が右手を天に掲げたところで


止まった

記憶を見ていたのに何故かそれから先が思い出せない


何故

なんでさっきのことが思い出せない?

しかも最後の一撃を忘れている?


「そんなことだろうと思った」


黒い靄のうち一体が突然動き始めた


ずっと?に寄り添っていた靄だ

それだけ動いて私に近寄ってくる

近寄ってくる間に姿が明らかになっていく


容姿を一言で言うと


黒髪ポニーテールJKだ

ちなみに服はセーラー服だ


おかしい


こんな記憶ではなかった筈だ

靄の姿が明らかになるなんて


「あわよくば共倒れしてくれればとか思ってた? 後ろから呑気に情報収集できると思ってた?甘い甘い、そんなのこの私にはお見通しだよ」


プークスクス

靄は口元を隠して笑っているのを隠しているつ


「使徒っていうからには見破ってくるかなって思ってたけどダメだったね。まさかここまでとは、これじゃあアイツ(巻き戻しの犯人)にやられるわけだね。使徒がこれだと神さまとやらも大したことないかもね」


彼女はハッと顔を挙げるとニヤニヤとし始める


「実際大したことなかったな〜、ああやってクソ作者が現界している時点で。ごみ箱に放り込んだら気にしないんだよね。私たちが派手に動かないと気付かないなんて神さまも案外雑魚なのかしら。普通の人間ならともかく、私たちは特級特異点だというのに」


私だけでなく、主まで愚弄するのか


「そんな怖い顔しないでよ、事実を言っているだけだよ。この無能」


無能?

今無能と言いました?


「巻き戻しの累計時間が少なくても30年は経過している、なのに解決できていない。因果の脱出なんてあと数手で解決できるところまでいるのに本来あなたたちがやるべきことを他の連中がやっているのよ」


我々だって解決のために西へ東へ、果てには月まで行きましたよ

ですが


ですが解決の一手にならなかった


「えー、頑張ってただけ?この世は結果が全てなんだよ。努力賞が許されるのは小学生までだよねー。あ、もしかしてパンゲアの作者って小学生だった?それだったらごめんね。よく頑張りました、お姉ちゃんが努力賞をあげちゃうよ」


ニヤついていた顔をやめて靄はため息をつくと腕を組んで睨みつけてくる


「頑張ったから何?努力したから何?結果が残っていないと意味ないんだよ、パンゲアちゃん」


パンゲアちゃん?

ちゃん?



「こんなこと二度と言われたくなかったら結果残しなさい。そしてさっさと巻き戻しを解決して我らアンダーワールドを倒してみなさい。無能使徒。ちなみに、私がクソ作者に寄り添って歩き始めた時から本来とは別のものを見せられていたからね。ごくろうさま」


ベーっと舌を出した状態で彼女は停止した


うざい

この一言に尽きる


私たちの欠点を挙げるならともかくそれをこちらの様子を伺いながら煽るように言うからたち悪い


舐めてる?

実際私は舐めてた

特級特異点とはいえ覚醒者にすぎない

巻き戻し犯は事情が合って手を出せずにいるけど彼女はただのルール違反の覚醒者

殺すのは容易い


無能?

確かに彼女のいうことは合っている

私たちは32年67日間巻き戻しに立ち向かっているつもりでいた


実際、何も結果を残せていない


実績なら因果の脱出が遥かに上だ

正しいと思えてしまうからムカつく


アンダーワールドに

そして私に


私が結果を残せていないから主まで愚弄されたのだ


私の責任だ




ならどうすべきか

結果を出す




首を洗って待っていなさい



特級特異点オーバーワールド

特級特異点アンダーワールド


?が何者かわかっている人にはわかっちゃっているのかな?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ