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想像の世界〜自分のオリキャラになりました〜  作者: 旧天
序章 とりあえず見切り発車で始めた話が方針決まって区切りがつくまで
5/167

突撃

いきあたりばったり!

2020/1/22


修正しました。

世界が変わった日

ノートが白くなった日

ルナフになった日


あれから2日後


あの日から世界は混乱していた


姿が変わった人類は覚醒者と呼ばれるようになり、覚醒者たちがそれぞれのオリキャラになっていることが判明し、俺同様オリキャラの記憶が途中からなくなっているのが大多数であることが報道された。


目立ったのは覚醒者たちによる犯罪

一例を挙げると殺人だ

ご近所トラブルで揉め事になったAさんとBさん。Bさんは覚醒者であった。

先に手を出したのはBさんで右手でAさんの顔をビンタした。


その結果Aさんの首がグルリと一周して絶命した


Bさんはその場で気を失った状態で見つかり、逮捕された


もう一つ挙げると覚醒者の自殺


男子大学生があの日に覚醒者となり、tsした。俺と同じ状況だった。

最初は自分のオリキャラになって混乱していたが、次第に元に戻りたいと思うようになり、戻れないと悟り、首を吊った。


似たような事件は世界各地で起きている。


その結果たった2日で覚醒者は危険という意見が広がり、学校などは覚醒者の出席停止措置などをとった。


会社なども対応せざるを得なかった。

普段と変わらず業務を行う会社もいるが、ほとんどが覚醒者を自宅待機などさせた。その間に対策を考えたりしたようだがいい案が浮かばなかった為今まで通り扱う会社が殆どだ。


そして覚醒者の割合も出た。日本の人口の20%が覚醒者となった。

世界的には18%なので比較的多い方である。


覚醒者については何かしらの病気だろうとかアメリカが極秘開発していた秘密兵器の力だとか神罰だという意見も出たが真相は不明


あの日から新たに覚醒者は出ていない


俺がルナフになって困ったことといえばtsのお約束、トイレと風呂だったが小さい頃妹と入っていたからそこまで興奮はしなかった。やり方は悩んだがルナフの記憶で何とかなった。


それからルナフの記憶というものも存在しているから見たことないのに見たことある体という状況になっている。


現状、俺の記憶とルナフの記憶が二つある感じだ。不思議な気分だ。


余談だが、ルナフってもし老化しても身長変わらず断崖絶壁って設定したからな。


まあ、下半身に違和感がありすぎる。


さて、松村 圭太 高校一年

学校は出席停止


やることがない。


************


突撃! 隣の高校


はい、というわけで自転車で高校まで来ました。


敷地には入っていないぞ。


現在朝10時、二限が始まった頃だろう。


「この学校の生徒か?」


正門前には授業がないと思われる先生が俺みたいなのが学校に入らないように見張りしている。


「1年C組、松村 圭太であります!」


なんとなく敬礼した……というかルナフがやっているんだった。先生は敬礼で返してくれた。まさかロリが男だと思わなかったのかかなり困惑している。


「まあ、覚醒が感染るわけではないから出歩いても問題なのか。すまないが学校には入るなよ」

「大丈夫ですよ。目をつけられたくないので」


先生はそっかと呟く


「ところで先生、この学校で覚醒者はどのくらいいましたか?」

「連絡がちゃんと来たのは110人ぐらいだったな、連絡しないで学校来た奴が20人ぐらい、不明なのが18人だ」


この学校の生徒が608人だから


「だいたい24%が覚醒者ですね。やっぱり、オリキャラとかを考える中二病が多い学生は平均より多いですね」

「オリキャラか、松村もそうなのか?」

「はい、ルナフ、不老の12歳で、まだまだひよっこの氷の魔法使いです。不老不死ではないのでお間違えの無いように。ちなみに、オリキャラの中では3番目のお気に入りです」


「意外とまともなんだな」

先生はホッとしていた

「何かあったんですか?」

「今朝な、学校に入ろうとした覚醒者の男子生徒がいてな、登校したい気持ちはわかるが安全が保障できないから帰ってくれないかって頼んだらなぜか自慢し始めたんだよ」


自慢?


先生は咳払いをしてから真似をし始める


「俺は全属性の魔法が使えてあらゆる武器を達人級に使える最強の戦士だ。 学校の安全は俺が守る。だから入らせてもらおう」

「学校に危険が迫ったらカッコいいところ見せつけてハーレム作るんだとか考えていそうですね」

「よくわかったな、ハーレム作ってやるぜ!とか叫んでいたぞ」


キモ


市役所(別名冒険者ギルド)にいたあいつ並みにキモ


「まるで小説家になろうを読み始めたばかりの中学生が十分で考えた異世界転生のチートの主人公みたいですね」

「小説家になろう?」


あ、先生なろうとかは知らないのか。今ではネット開けば広告で書籍化した作品をよく見かけるけど漫画とかラノベとか興味なければ気にもかけないか。


「小説家になろうっていう無料で自作小説を投稿したりそれを読んだりすることのできるネット小説のサイトです」

「それがなんでチートとかに繋がるんだ?」

「なろうで人気なのがファンタジーの異世界に転生、転移した主人公が誰にも負けない力を、つまりチートを何かしらで手に入れて無双するんです。それでハーレム作ったりしてハッピーエンド」

「つまらなそうだな」


一般人の回答ありがとうございます。


「まあ他にも人気なのもありますよ?」

「なんでそこで疑問形なんだ」


だって俺が見ているのって異世界転移して来た奴勘違い野郎をフルボッコする系だから


あのザマァが気持ちいいんだよね


そんなの紹介できるか?


まあ人気だといえば全く手をつけていないけど、悪役令嬢系があるけどこの教師に紹介できるか?


「でも、チート系って現実的に考えたらありえないことばかりですからね。王様を助けたり、凶悪なモンスター倒したり……運が良すぎるんですよ」

「お前、チート系に恨みでもあるのか?」


「ハーレムに恨みが、あんな簡単に彼女作っているのを見ると腹がたってきますから。それに日本でハーレム作ってハッピーエンドなんて無理ですから。どうせハーレムの中でお気に入りとかできて3年後ぐらいには崩壊しますよ」


ムカつくんだよな、あんな簡単に彼女できるとか


「それに、チート持つ奴って大抵陰キャラかニートって決まっているんですよ。陰キャラとかニートが気軽に女子と話せますか? 否! そんな簡単に話せるなら元の世界で彼女とか普通に作っていますよ」


先生がたじろいでいた


「あー、だったらお前のそのキャラの話ってどうなんだ?」

「ルナフが出るのは29個世界がある話で、ルナフはその中の主人公の弟子なんですよ。主人公はだいたいハラー・ポッターのダンベルドアぐらいの強さだと考えてください。初期設定はこうでした」

「初期設定?」


ノートが白くなり、記憶もなくなった。その結果初期設定しか思い出せていない。正確にいうとルナフが箒を作っている途中まで


「ニュースで言っていませんでしたか? 個人差はあるけどオリキャラの記憶、記録が途中から抹消されているんです。俺の場合物語の初期、ゲームでいうとチュートリアルぐらいで止まっているんですよ」

「そういうことか、記憶が戻ったら実はチートでしたとかあるかもな」

「まさか、ルナフって物語の進行上、弟子が必要だったので即興で作ったキャラですよ」


ルナフは脇役、そう設定したから

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