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エピローグ1

お久しぶりです

今回はなぜか上手く書けなくて要点しか書いていないような感じです


エピローグのくせに……


次話のエピローグ2はちゃんと書けそうです


今回挿絵……というか二次元コードがあります

目を覚ますと自宅のベッドだった。


《おはよう、今の時刻は午前8時だよ》


Nは頭の中の空間を書斎にしてモーニングコーヒーを飲みながら本を読んでいる。柔らかい日が差し込む部屋の中で伊達眼鏡をかけて本をめくるNは文学少女に見える。


実際は魔女だけど

ルナフと俺の記憶を辿るとNは本を読んで魔法の研究しているんじゃなくてとにかく実験っていうタイプで自宅が何回か吹っ飛んでいたな。


《とりあえず、弩ジョウ討伐お疲れ様》


おつかれさま、Nもサポートありがとう。

説明不足なところもあったけどNがそばにいてくれて安心できた


《どういたしまして。説明不足だったのは説明しなくても大丈夫だったから。それに全部教えちゃ成長しないでしょ。ちゃんと成功したし問題ない》


まあ……成功したからいいけど失敗したらどうする気だった?


《魔導砲の失敗=死。つまり成功以外ありえないから》


そんな物騒なもの俺は書いたのか


《恨むなら過去の君を恨んでね〜……ちなみに失敗して君が死んでもチート連中が集結していたから討伐できた筈だ》


まあ……それならいっか


《とりあえず、家族に説教されてきな》


え?


************


机を挟み父親と向かい合わせで座る。母親は朝食の準備、姉と妹は部屋から追い出されたが扉の隙間から伺っている。


「よく……無事に帰ってきたな」


父親はそういった。表情は読み取れない。怒っているのか、心から心配してくれていたのか。


たしかにあの弩ジョウを相手に五体満足で帰ってきた。それは自分でもすごいと思っている。


だけど絶対怒っているだろ。連絡も無く夜中遅くまで飛び回り危険な場所へ行ったなんて


「変な覚醒者に絡まれたそうだな」


そうだね、Dr.Kという変な覚醒者が生み出した弩ジョウのせいで日本が滅びそうな感じだったし因果の脱出について知っていた


あいつが言っていた協力者って誰なんだ?


というか今までスルーしてたけど因果の脱出っていう名前ダサいな


「まさか近くの公園で襲われるなんて」

「え?」

「パンゲアさんと話していたら男に襲われたんだろ」

「え? パンゲアさん?」

《え? なんで?》


Nも事情がわかっていないらしく頭の中で俺と顔を見合わせる


ピンポーン


「あ、来たみたいね」


母親が玄関に行きしばらくするとパンゲアさんを連れて戻ってきた。今日はスーツを着ている。ということはパンゲアさんは社会人なのか。


「無事……よかった」


相変わらず無表情。だけど頑張って作ろうとしているのか顔がピクピクと動いている


「パンゲアさん、昨夜は息子……娘? を助けていただきありがとうございます」



************


「あらあら、かわいいね」

「同意……」


蛇に睨まれた蛙というのはこういうことを言うのだろう


パンゲアさんと八葉さん

八葉さんも学生服ではなくスーツを着ていた。パンゲアさんは覚醒者最強格で八葉さんは得体の知れない覚醒者


《じゃあ私も》


スーツ美女3人に囲まれています


ここは市役所近くの某飲み物のサイズがよくわからない店だ。あの後連れて行きたいところがあるからとパンゲアさんは俺を連れ出した。昨夜のことや今後の因果の脱出について話がしたいらしい。


パンゲアさんは因果の脱出のメンバーじゃないけど


「おふざけはここまでにして、昨日の首都防衛戦においてすり合わせしよう」


ハ葉さんが飲み物を一口飲んでから話し始めた


「まず、マスコミや昨日海岸には私たちの姿が別人に見えるようにパンゲアが細工してくれた」

「あ……だからお父さんたちは知らなかったのか」

「頑張った……V」


「次に、昨日あの後だけど。パンゲアがルナフちゃん背負って近所の公園に来たところで鑑定持ちのチートに絡まれてパンゲアが撃退した」


鑑定チート持ち? それって前回の巻き戻しで学校帰りに遭遇したやつか?


「その後起きそうになかったから『今日会って覚醒者に襲われたから私達で撃退したけど疲れて眠ったらしいです』……って説明したらしい」


パンゲアさんに頭を下げる


「色々とありがとうございます」

「どう……いたしまして」

「あと、確認だけど昨夜気を失ってから今朝まで目を覚まさなかった?」

「はい」

「シャベッターとかで#因果の脱出を使わないで欲しいの。どうやらDr.Kが話したらしくて警察が追っているらしいの。ユリアにお願いして今までのものは消してもらっているから」

「警察にバレると?」

「なぜあの場にいたとかそういったことを聞かれる……時間がループしているなんて言える? それに何かしら疑われるし……前に捕まった人がいるから」


《ヒューヒュー》


Nか

というか口笛吹けるのにわざと下手な口笛するな!


「ヒューヒュー」

「八葉さんもか!」

「ヒュー……」

「パンゲアさんまで……」


今この場にいる人は全員警察の世話になったことがあるのか


************


時間は少し遡り、パンゲアたちが八葉と合流した直後


「ダメ……臭う」


パンゲアがハ葉に囁く。ハ葉は目線を少しだけそらした。ハ葉が学生服ではなくスーツで来たのは昨日汚れてしまったから。通常のクリーニング屋には出せない汚れだ。


今頃八葉の制服はユリア特製の洗濯機の中で洗われているだろう。戻ってくる時には新品のようになっているだろう。


「ダメ……ナイフ」


次にパンゲアはナイフについて言及する。八葉のスーツのスカートの中にはナイフが隠されている。護身用……にしては大げさすぎる。


ナイフの持ち手に8つの葉っぱが円状に並んでいるように彫られている。


「でも、誰かがやらなくてはいけない。こんなこと、他の人にはやらせない」

「昨夜、?、連れていかれた」

「そう……不確定要素が1つ消えたのはいいけど、明日は我が身ね」

「大丈夫、八葉、合法」


パンゲアがポンポンと肩を叩く


「パンゲアさん、八葉さん、並ばないんですか?」

「ふふ、今いくよ」

「並ぶ……」


ルナフが二人に手招きする


「ああ、最後に。犯人が次動くのはわかる?」

「二ヶ月後……」

「そう」

「あとこれ……面白い動画……見て」


挿絵(By みてみん)


パンゲアはスマホを差し出す。そこには二次元コードが写っていた


ハ葉はすぐに写真を撮っておく


「あとで確認しておくよ」


二次元コードが変なサイトにつながっていそうで怖いという方は活動報告の方に載せておくのでそちらをご確認ください


八葉とパンゲアが同じ場所にいるとすごい書きづらい……


次は八葉のターンです

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