一人合体魔法
いつもお読みいただきありがとうございます!
なんと
《なんと?》
pv10000達成しました!
これからもよろしくお願いします
追記
ごめんなさい
前話の要約書き忘れていました
要約
神さまと名乗る男の子登場
?とちょっとした戦闘
?が負けて神さまに連れ去られる
その時八葉のとのやりとりで出てきた懐中時計を落とす
謎の黒髪メイドがそれを拾い空飛ぶ戦艦へと戻っていく
《みんなが助けてくれるから》
Nさんはそういうと消えていった。取り残されたのは私のみ。Nさんの必殺技を使おうにも肝心のやり方がわからない。オリキャラとの縁を使う? 他者との縁を使う?
オリキャラで思い出せているのはNと私のみ
他はあの貴族の連中と殺した子どもたちだけ
そもそも縁を使うってなんですか?!
【っぷ……お姉ちゃんって昔はこんなに弱かったんだ】
[まったく、儂がアドバイスせんとダメかのう]
“いつも通り流星を撃たんか! 貴様それでもあいつの補佐か?”
「っ……何?! 誰?!」
耳元で複数人が大声で叫んだような気がして周囲を見渡すが操舵に集中しているユリアさんしかいない
今聞こえたのは
華の女子高生でいっつもNさんと喧嘩しているが実はNさんを尊敬している私の妹弟子のような声と
Nさんに面倒ごとを持ってきて逆にNさんに面倒ごとを押し付けられて、私の魔法の基礎訓練では度々訪ねてきてNさんとは違うアドバイスをくれた宮廷魔法使いのようなおじさんの声と
Nさんが所属している組織の幹部の一人で何かしらNさんと対立している中年の魔法使いのような声
【なんでピンポイントで当たっているの?! 本当に思い出していないよね】
[あやつが言っていただろう、少しのヒントがあれば作者だからすぐに思い出すことができる]
“俺達が出るのは今ルナフが思いだせている話からは遠い未来だ。わかっても当時の情景までは思い出せない。なんとなくこんなキャラだろうとしかわかっていないはずだ”
3人の姿はわからないが円陣を組んで小声で相談しているように聞こえる。
この人たちがNさんの言っていたみんななのだろうか?
そして私が忘れてしまっているオリキャラたちなのでしょうか?
〈それで、あの子の頼みでは魔導砲を再現してほしいと〉
今度は……誰ですか?
〈ご存知、ないのです!?〉
すごくがっかりそうな声を出した
〈私こそ、過去編の主人公として設定されて、本編でも重要人物としての地位を確立させた魔導姫、Aちゃんです!〉
あ、この人Nさんの親戚とかそういう類の人だ
……このネタ、マクロ◯だっけ?
セリフ変わってるから合ってるかわからないですけど
それで……魔導砲?
シンプルな名前すぎて一体どういった攻撃魔法なのか全くわからないのですが?
そもそも、なんで見えないとはいえ私の頭の中で喋っているのですか?
Nさんみたいに記憶の集合体ではないですよね
〈まあまあ、そのうちわかるはずですよ〉
自称魔導姫の人がはぐらかす
【ん?……私の負担が大きいからさっさとしろ? はいはい、お母さんが辛いから早く退場しろだって】
[呼び出しておいて……まあ良い、あの時Nにやった時のようにすればいいのだろう]
【ぽーいって魔法飛ばせばいいんだよね?】
“天才の表現はわからんがあの時と同じだ”
〈それぞれの代名詞となっている魔法を送ればいいですね〉
そしてまたこちらを気にせず始まる会話
もうなんなんですか!
Nさんも皆さんも私をそっちのけで
私が何も知らないとはいえ……
あんまりですよ……
【説明は全て後で! Nに全て聞けばいい!……ごめんねお姉ちゃん、私たちも詳細は知らないの】
そうですか……
あなた方も詳しくは知らないのですね
まったくNさんったら……
弟子の修行のためとか言って全ては教えないパターンですかそうですか
ですが現在は首都防衛戦の最中ですよ
失敗したらどうするんですか!
ああそれとも私ならこの程度の情報で発動できるというのですかそうですか
ええやってみますとも
Nさんが期待するならやってみせますよ
私はあなたの弟子なのですから
誰よりもかっこよくて強くてかわいいNさんの弟子なんですから!
だからNさん
魔法が成功して戦いが無事に終わったら
褒めてください
たっぷり褒めてください
わけのわからないまま放り出されたのに成功したら頭の中でいいので膝枕で頭撫でて褒めて……甘やかしてください!
これでもかっていうくらい
【……もしかしてこのお姉ちゃん第3ル】
〈しぃー、それは一番言っちゃいけないやつ……なんでもないから安心してね、ルナフちゃん。Nなら全て教えてくれるから〉
二人が気になることを言っていますが
まあそれもNさんに聞けばいいだけ
〈それでは気を取り直して、私は『グリムテル』を〉
[儂は『始まりの種火』を]
“俺は『Nをぶっ殺す』”
【私はお母さん直伝の『ハロンアーク』で】
若干一名Nさんの弟子という立場上使いづらい魔法を言った気がしますけど
こちらを気にせず勝手に始める四人
見えていないから何をしているのかはわからない。魔法をぽーいって飛ばすとは言っていたけど
表現の割には相当難しいことをしているような気がしている
それに魔法の名前からして全員自身にしか使えないような固有魔法を使っている気が
〈それからルナフちゃん。全魔力、両手に集中させて。魔力弾みたいなもの〉
魔導姫の指示で全魔力を脊髄から両手へと回していく
何もわからないのだ
何もわからないなら大人しく従うしかない
〈それじゃあNの代わりにこの魔法について教えてあげるね。私も詳しくは知らないけどね〉
いえ、大丈夫です
詳細は後で師匠にお聞きしますので
〈無属性初級合体魔法、行使者と協力者との縁を使ってあらゆる属性の魔法を一つに集約して放つ魔導の真髄〉
なるほど、たしかにNさんが必殺技と言っていたのも頷けますね
合体魔法はロマンですし
〈そして魔法の最終地点の一つであることからこうとも呼ばれている〉
フラッシュバックした
巨体な何かと対峙しているNさんの姿が
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そうねえ
協力者から送られてきた魔力と魔法陣を利用して放つ
理論上全ての魔法を一度に行使してそれを束ねて、人類が今まで編み出してきた魔法の全てを束ねて放つことが可能
魔法の最終地点の一つでもある
この魔法こそ、この名前がぴったりね
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〈最終魔法: 魔導砲〉
〈セリフ〉のキャラは
一話目の冒頭に出てきたAです




