要約
旧天「ああ……時間がない」
N《電車の中で書いて、寝る前に書いて……》
旧天「ゲームやる時間が」
N《ん?》
更新遅いですがよろしくお願いします
「それじゃあ、現在でのメンバーが集合したところで自己紹介しようか」
イカリが手を叩いてくれたおかげで飲み込まれずに済んだ。
JKから目をそらしてくれたからでもあるが
「それじゃあ俺からするか、俺は和也。いわゆるなろう系でチートだ。主に剣術がメインだ。現場に行って戦うことぐらいしか取り柄がないけどよろしくな」
異世界風の男は和也というらしい。魔法も少しは使えるのかな?
前に襲ってきたあのチートやろうみたいじゃなさそうだから安心できそう
「それじゃあ私かな? 私はユリア、少し珍しいかもしれないけどSF系の覚醒者だよ。後方支援がメインだけど戦闘も最低限はできるよ。武器の整備から機械の修理までお任せあれ!」
ツナギを着た少女は顔にススが付いていたりツナギが油で汚れていたりと工場で働いていそうな雰囲気だ。
偏見だがSFっていうのは電子的な世界で油とかとは無縁な世界だと思っていた
まあ、人には人の解釈があるだろうしユリアさんの世界はそういう世界なんだろう
「私は八葉、魔法などの超能力も持っていないしSF機械も無い、精々頭が良いJKっていう感じだよ。事務的なことをしているよ。よろしくね。因みに物語では警察にアドバイスする謎の美少女って言う立場だよ。この会の緊急連絡先でもあるからね」
JKはラブコメ出身かと思っていたがミステリー系らしい。確かに一瞬で俺がNだったということを見抜いたしあの目は常人のものとは思えなかったしな。
そういう類と言われるとしっくりくる
「僕も戦闘は苦手でね、物語内では助言役の森の賢者って言う立場だったんだ」
イカリも戦闘は苦手らしい
俺と大輔も自己紹介した
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「さて、因果の脱出の主な目的は巻き戻しを止めること。それともう一つ、事前に判明している危機を対処すること」
《未来知っているから対処できる》
「虚空を見ているからNとアリスが補足してくれているのかな? こちらからも説明すると何度も同じ時間をやり直しているから未来を知っているんだ。だから事件を未然に防ぐことも可能だし最低限の被害で食い止めることも可能」
「イカリ、その辺りの説明もういいんじゃない?」
八葉がイカリを遮る
「アリスとNが散々やっていると思うし二人ともそんな何回も説明しないと理解できないほど馬鹿じゃないでしょ。話が進まないからさっさと今後の方針について決めよう」
《うん、私も何回も説明するの面倒だから下にまとめておくよ》
誰に言っているんだNは
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メイン: 繰り返している時間を動かす
サブ: これから起こる事件などを最低限の被害で食い止める
メンバー
イカリ(エルフ)
和也
ユリア(SF)
八葉(JK)
大輔
ルナフ(魔女)
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《ここ、テストに出るよ》
JKの格好をしたNは黒板をバンと叩いた。頭の中だからって相変わらず好き放題やるね
この自由でいつもふざけている感じだけど命がかかった戦いになると人が変わったように無駄なく圧倒的な力で蹂躙するはいいんだよな
《本人に聞こえているのわかって言っているでしょ……ありがとう》
「それじゃあ、今日起きる東京湾から襲来する巨大魚については今まで同様チート連中に任せるということでOK?」
『異議なし』
今日起きるということは来る途中にNが言っていた事件だろう。今の俺じゃどうにもできないし
《対処しようにも今の因果戦力じゃ何もできないからね》
Nだったらできるの?
Nは首を横に振って
《私が物語の終盤、つまり決戦モードまで覚醒できたら可能かもしれないけど通常戦力じゃ厳しいかも》
「おーいN、今は会議中だからルナフちゃんとの会話は後にして」
《あ、ごめん》
「ちゃん……ちゃん?!」
Nを頭の中から追い出して(意識しないようにして) 会議に戻る
Nが三角座りして背を向けているけど気にしない
「巨大魚はチート連中がいれば安心だけどその次が問題だ」
イカリが全員に目配せする
俺と大輔はわからないが他の人は頷いたりため息をついていたりしている
「覚醒者の立場の低下」
それって今もじゃないか?
学校だって覚醒者が自分をコントロールできない可能性があって他の生徒に危険が及ぶから出席停止状態になっているんだから
「現時点でも覚醒者が事件を起こして評価が下がっているけど今から一ヶ月後にとある覚醒者グループが歴史の教科書に載るほどの事件を引き起こしてしまうことになる」
前回の更新が久しぶりでしたがそれでも多くの方に読んでいただいて嬉しいです
明日は土曜なのでなるべく進めたいと思っています
よろしければブクマ評価よろしくお願いいたします




