イカリ
ブクマ、評価ありがとうございます!
少しでも増えると嬉しくなって考えが浮かびます
最終章と最終章の1つ前はすでに思いついているので
ですが今回はかなり短いです
お互い何も言えない空気になり、微妙な距離を保ったまま時間だけが過ぎていく
早く、迎えの人来てくれないかな?
というか、Nが百合か
《何よ、僅かだけど君の人格が入っていた頃のことよ》
Nは紅茶を優雅に飲んでいる
傍らにはクッキーなどのお菓子もある
英国の方のティーパーティのようだ
《君もアリスのこと見たら声かけて連絡先交換して友人になってデート誘うと思うよ。恋人になったらル〇ンダイブしてしまうくらい松村君の好みに合うと思う》
自他共にヘタレだと認める俺がなるほどかよ
おかしいな、自分の好みな姿にしたNなのにNを超えていそうな言い方するな
《恋人いない歴=年齢の君が考えたやつだからね。というか私も物語後半になると……》
Nが自分の胸に手を当てて自慢しようとしたら俺が物語の大半を覚えていないことを思い出したらしくやめる
そして悲しそうな顔をする
《ごめん、席を外す》
そういうとポンっと音を立てて消えた
*************
私の姿は本来の姿ではない
そもそも人じゃない
松村君はまだそのことを知らない
初期設定では私はちゃんとした人間だった
だけど物語後半のあることにつなげるために変わってしまった
嫌だな
松村君にあの姿見せるの
松村君の封印されている記憶
白紙化した黒歴史ノート
できればそのままであってほしい
私が一体何者なのかも知らないままでいい
私は君が思い描いた理想ではない
私は変わってしまったのだ
私は君の一番のお気に入りじゃない
記憶が全て解放された時、君は私をどう見る?
怖い
嫌われるのが
*************
「リボンを巻いている2人」
Nが引きこもってから3分ほどするとスーツを着た男性が来た
体は細長く、肌は白い
そして耳がとんがっている
「エルフだ」
「エルフね」
「エルフだよ」
もちろんエルフも右腕にリボンを巻いている
「はじめまして、ツイッターでイカリとの乗っていたものです」
あのイカリさんか
個人的には箱根の方で司令をやっている人みたいなのを期待していたけど
「Nの弟子のルナフです」
「アリスの義理の弟の井上大輔です」
俺たちがそれぞれアリスとNの弟子だと名乗ったら
「ルナフさん」
「はい」
「逃げるは恥だが?」
「煽るのを忘れるな」
Nの教えを答えたら顔を引きつらせた
「次に大輔さん」
「はい」
「三十六計?」
「殴るに如かず」
さらに顔が引きつっている
「神よ、我らを救いたまえ」
しまいには神に祈りを捧げたぞ
どれだけNは迷惑をかけていたんだ?
この話は元々Nを主人公にしていたのでN要素が多めになります
次回予告
イカリに連れられて『因果の脱出』の本拠地にやってきたルナフとDaisuke
(現在考え中)
次回『因果の脱出』




