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想像の世界〜自分のオリキャラになりました〜  作者: 旧天
幻想異聞奇譚 第二章 要塞学園迷宮
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2-17 限界オタ

お久しぶりです。

新作ポケモ◯を買おうか迷っている旧天です。


《ポケ◯ン買ったら尚更書かなくなるでしょ》


大体ストーリーやったら満足するタイプなのでガチ勢にはならないと思います。伝説も大体マスボで捕まえて、技も攻撃技ばっかりなので。

「それじゃあ解散!」


数時間後、パーティーは終了となり生徒たちは散り散りになっていく。八葉さんと逸れてから一度も会っていない。


陽の者たちに振り回されて、ショタコンに可愛がられて、男子から嫉妬の眼差しで見つめられた。


男として扱われて、揉みくちゃにされて、どう対応したらいいのか分からなかった。どんな女の子が好きとか聞かれて、どう答えたら当たり障りないのか。


今度松村から男としての生活とか教えてもらおう。TS仲間だから色々教えてくれそうだし、逆に困っているかもしれないし。


女の子の日は来ているのかな? 来ていてもおかしくない年齢だし。あぁでも、もうすでに一月経っているから、経験はしているかもしれないし。


いや、ストレスで来ていない可能性も。精神ボロボロだから十分あり得る。それに巻き戻しが起きたら、生理周期はどうなるの? リセット? 継続? 使徒とか覚醒者だとどうなるの?


《朱莉、その辺りの話は絶対にその見た目で言わない方が良い》


アリスが真剣な顔で釘を刺す。極めて真面目な話をするときのように、冗談とか笑いを含んだ声色ではなく、ストレートに、牽制するように。


どうして?


《松村は女の時の朱莉を知らない。男の貴方しか知らない。松村、ルナフちゃんにとって貴方は最初から男なの。理解はしていても、自分の体のことを根掘り葉掘り聞かれるのは嫌がる》


確かに男に聞かれるのは私も嫌。松村も、中身は私みたいに殆ど元人格ではなく、オリキャラと半々のように思えた。


《Nは女から男になったTSの人に、ガチギレしていたしね》


「あ、いたいた。大輔」


アリスとの会話を切り上げ、駆け寄ってくる八葉さんに目を向ける。向こうも色々大変だったようで疲れた様子が伺えた。


「大変だったね。肉体的には若いけど、精神的にノリについて行けなかった」


「お疲れ様です。ところで、私たちはこれからどうすれば良いんですかね」


「う〜ん、道も知らないし。そもそも、別の区にルナフちゃんはいるみたいだし。でも明日になったら迎えがくると言われているから、自力で探すのはほぼ無理だし、流れに身を任せるのが一番かな?」


「あ、あの」


恐る恐るという感じに、私たちの会話に入り込んできたのは、目が隠れるほど長い前髪を持つ男子生徒だった。


陰の者、第一印象はそうだ。見るからに気が弱そうだし、オドオド。まあ、私も陰陽師のどちらだと言われたらドーマンセーマン弾幕打っている方だけど。


「は、初めまして。ぼ、僕の名前はアルペ……アルペジオと言います」


アルペジオ?

超重力砲でも撃つの?


「な、名前から分かる通り。お二人と同じ、かかか覚醒者です。お二人を、りょ、りょ寮まで案内します」


「ありがとう。あれ? 寮って男女同じなの?」


「おなおなな同じ場所にああああああるけど、べべべべべべ別のたた建物です」


JKに話しかけられたら陰度がマシマシ。


「おいアルペジオ! オドオドするな! 男ならどっしりかまえろ!」


通りすがりの生徒たちがアルペジオ君を茶化す。それを受けてアルペジオ君はますます縮こまっていく。


なんでこの人が案内役に選ばれたのだろう。


「あぁ、そういうこと。アルペジオ君、取り敢えず案内してくれる?」


ゾワリと悪寒がして、八葉さんを見上げると初めて会った時のように、目がどこまでも深い黒く闇に染まっていた。見ているだけで、沈んでいきそうな。


「ははははい!」


右足と右手が同時に出て歩いていく。私はその後ろをついていき。


「いつの時代も、マヌケはいるものか」


ただただ、冷たい声をした八葉さんの声が微かに聞こえた。

本来の予定では、

学園迷宮→ユリ和編→ポラリス編だったので、まだこの時は龍崎は生存している予定でした。龍崎が生きていると何があるかと言いますと、(ネタバレになるため規制)


作者メモ

オーバーワールドに対する女性陣?の認識


N→ 敵だから倒す

龍崎→ 止めないと

八葉→ あれ? 何か大事な理由があったような。

アリス→ ア゛ァ゛? ボツ世界に攻めてきてハテナがどれだけ死んだかテメェ分かってんのがァ? 

ユリア→ コ ロ ス

?→ 楽に死ねると思うなよ

サクラ→ 私の世界線だと雑魚なんだけど

パンゲア→ 警告: 記憶データに重大な破損が認められます。

エーイーリ→ あと一歩、あと一歩だったのに! 私が、全て終わらせることができたのに!

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