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想像の世界〜自分のオリキャラになりました〜  作者: 旧天
幻想異聞奇譚 第二章 要塞学園迷宮
156/167

The Third Apostle of the Underworld

いつもありがとうございます。


今回のあらすじ: 神話勢がアップを開始しました

『すまーとふぉん』というもので『にゅーす』を眺めていると、ジパングで『学舎』が迷宮になったという速報が流れていた。


ハテナから話は聞いていたが、本当に起きるものだと驚く。ジパングは今回の天変地異の中心になった国で、天災の日以降も何かと災いが起きている。


ジパングのオーバーワールドは開けてはならない、禁断の箱を開けてしまった。その箱から災いは出続け、多くのワールドが集結して、最後に残った……。


最後に残されたワンダーワールドが希望となった。


あのワンダーワールドは一体何をベースに創造されたのでしょうか?


まさかこの時代で神話の再現をする、頭がぶっ飛んだ人もいるのが驚き。あぁでも、サクラの系統なら納得できる。だけどその原典が分からない。


ハテナの話では、少なくとも()ではないと伺っているけど、それでは何をベースにした?


エーイーリなら知っていたのかな? 自分が何を原典として創造されたのか。何のオマージュだったのか。


困るのはサクラの系統がジパング人だということ。人間以外を人間にする擬人化を常にやっている種族。そもそも人じゃないものを原典としているのかも。


ジリリリン


そう考えていると、すまーとふぉんにバチカルから念話がかかってきた。


ジリリリン


念話がかかってきた。


ジリリリン


念話が……念話が……。


ジリリリン


「ファッキンテクノロジー!」


科学の科の字もない、それこそ神秘の時代を生きた私にこんなものが扱えるかッ!


屋根に叩きつけた携帯が下に落ちて観光客がビックリしているけど、別に良いよね!


どうせ私の姿は見えないんだから!


「おやぁ? せっかく配布したスマホを壊したのはどこの泥人形さん?」


まるでゼウスからの天啓を聞いた時のような悪寒がして、その場でうずくまる。


見ざる! 聞かざる! 言わざる!


これぞ精神プロテクトの基本、SANZARUなり!


「なんか既視感のあるカリチュマガードしていますけど、電撃流したら解除できるかな?」


「私を開く時、世界に災いが襲いかかるだろう」


「もう既に私は一通りの禁忌を犯しましたよ。人殺しとか世界線の逸脱とか死者蘇生とか」


「流石バチカルの姉御! アンダーワールドの裏の主人!」


「ナンデスッテ?」


しまった、ドラゴンの尾を踏んでしまったみたいだ。


流石ハテナの介護人、あの見た目に反して巨重なハテナを抱えて戦線離脱できる筋力を持っている。


私のガードを簡単に崩してアイアンクロー♪


「いだだだ、ごめんなさいスマホ壊して、調子こいたこと言っちまって」


「それで、ギリシャ勢は何か言っていましたか? ハテナは罰を受け入れるといっていましたが」


「そのことなら主神から言われたよ。『奴の旅路こそ罰である。だがその勇気に喝采を送ろう。今回の戦いにおいて、既に()が深く干渉している。これ以上関わると碌なことにならない。故に静観させてもらう。そして貴艦とかの()の航海の無事を祈る』だってさ」


「噛み砕くと?」


「影から応援しているって」


「良かった、最悪強襲戦も辞さない気だったけど」


バチカルは心の底から安堵したのか雰囲気が和らぐ。私を解放すると衛星電話で戦艦に連絡を取り始める。


「いっつも思うけど、バチカルってハテナのことだと自分以上に感情を露わにするよね。ハテナとバチカルって何があったの?」


「ちょっと、電話中。ううん、ごめんパンドラが話しかけてきて……ん? パンドラと代わって欲しい? 別にいいけど」


あぁ、そういえばさっきの電話出なかったからなぁ。ハテナ怒っているのかな。いやいや、ハテナは優しいから軽い注意だけで済ましてくれる筈。あぁでも、クソ作者ちゃんことツンツン娘だと雷が落ちる。


「申します申します。パンドラです」


「携帯を壊したようだな、パンドラ。妾が何を言いたいか分かるか?」


Holy shit! 姐様だ!

これだったらツンツン娘の方がマシだった!


「その件については前向きに検討させていただきます」


「それを使う場面ではない。……ふふふ、良かった。作者に力を貸してくれたのが貴方で。携帯についてはいいの、壊したのは悪いことだけど、まあまあアソコは十中八九電波が届かないからいっか」


声色が、雰囲気が変わる。姐様から誰かに変わった。姐様と違う。




知ってる。


この人は表に数回しか出てこないけど、1番最深部にいる、ハテナの姿となったオリキャラの魂。作者を救ってアンダーワールドとなり、ふざけた計画を考え実行した人。


「……貴女が出てきたということは、何か重大なミッションを? 艦長」


「そうなのそうなの。実は、このままだと詰むの。だからエーイーリが残した記録を持っていって沖縄のことを知って欲しいの。あのワンダーワールドの使徒に、アンドロメダ……サクラ……今はNだっけ? 彼女の集大成に接触を」

この世界線の神話とか伝承、戦争などは特急特異点が関わっていることが多いです。


Nに関してはまあ、名前が増えすぎだと思いますが。


サクラ: 過去編N

N: 何処かの世界線の現代N

アンドロメダ: ボツN


ルナフも原作だとルートやら時代で沢山名前あります。あまり関係ないので統一しているだけです。


ルナフ: 何処かの世界線の現代ルナフ

アウラ: 上と同じく

オーロラ: 色々あった過去の姿

ローラ: ボツルナフ(今回のエーイーリとは無関係)

ルナ・モリアーティ: 叛逆の魔女

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