1-45 帰還
去年の三月くらいに
「4月までは終わらせたい」
と書いていたくせに翌年の4月まで終わりませんでした。
というか予定の10倍以上長くなっています。
いつもありがとうございます。
目を開けると懐かしい顔があった。
「ユリアさん、パンゲアさん」
ツナギを見に纏い機械油が肌についた女性と、白髪の髪の毛で無表情な天使がいた。
「ルナフちゃん! 大丈夫? 痛いところはない?」
「無事?」
体を起こし両手を動かして確認する。感覚はあるし痛くもない。あんな戦いの後だというのに、どこもおかしくはない。
ひょっとしてあの世界の出来事は夢だったのではと思えるほどだ。だけどそんな期待は即座に砕ける。
服装がセーラー服、頭に手を伸ばすと彗星蘭の花飾り。近くには龍崎さんの羽織と仕込み杖。
実際にあったことだと判断できる。
つまり、Nはもういない。
もう、憧れの人は答えてくれないのだ。
だから、自分で戦わなくてはならない。
奪い返す為に。
これでポラリス編は終わりです。
◯を導く星たちから願いを継承し力を手に入れる。
その代償にNなど多くの人を失う。
大雑把に纏めるとこんな感じです。
次回、アンダーワールド勢のその後(バルデ含む)
次々回、八刃の動向
次々々回、これまでの設定とかの確認回
《いや、あと3話残っているじゃん》
まあ、そんなに長くならないと思います。
《ポラリス編が予定の10倍になった人が言っても説得力0》
さて、次章ですが散々言ってきたように大輔が実質主人公の章となります。
幻想異聞奇譚第二章 要塞学園迷宮




