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白虎将軍とうさぎ令嬢  作者: 犬飼 蘭
19/23

第19話 うさぎの救出(白虎side)


(うさぎっ!)


俺は焦っていた。

部下から、うさぎが庭師といなくなり、その後庭師だけが戻ってきたと報告を受けた。


部屋に戻ったかと思い、部屋を訪ねるが返事がない。


部下に命令し、うさぎを連れて行った庭師を探させ、連れて来させる。 


「令嬢をどこに連れて行った?答えろ。」

「なんのことですか?」

「とぼけるな。答えないのならば、足の指を一本ずつ折る。足が終われば手の指だ。それでも答えないなら、膝、肘、首の順に折る。貴様はどこまで耐えられる?先ずは、右足の親指だ。」


ーーボキッ…


「ぎゃぁぁぁっ!」


男は情けない悲鳴をあげる。


「答えないのか?」

「答える!答えるから!折らないでくれ!」

「早く言え。」

「庭の外れにある小屋だ!」

「そうか、ならばもう一つ聞く。目的はなんだ?」

「そこまでは知らねぇよ!」


ーーボキッ…


男の右足の人差し指を折る。

またも、男の情けない悲鳴が響く。


「知らねぇんだよ!」

「何も知らないのか?本当に?」

「お、女に頼まれたんだ!」

「女…?誰だ?」

「そこまでは…」


ーーボキッ


「ぎゃぁぁぁ!」


中指の折れる音と男の悲鳴が響く。


「言え。」

「は……華の女だ!もう折らないでくれ!」


ーーバキッ


男の顔面を殴り、気絶させる。


(あの女…。ここまでするとは……。とにかく、うさぎを助けなければ…!)


数人の部下を連れ、うさぎがいるであろう小屋に急ぐ。

小屋に近づくに連れ、辺りの雰囲気が悪くなっているように感じる。


小屋に着くと、勢いもそのまま

扉を蹴破り、中に入る。


「うさぎ!」


中には数人の男とうさぎがいた。

うさぎは瞳を涙で濡らし、恐怖で震えていた。


周りにいた男たちを蹴散らし、気絶させ、部下にまかせる。


「うさぎ!大丈夫か!?」

「アムール様…?」


うさぎはそう呟くと意識を手放した。




読んで下さりありがとうございます<(_ _)>


第20話は5月8日(日)10時頃投稿する予定です♪



            犬飼 蘭

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