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ぼくの詩集

フワフワ

作者: 桜井あんじ

ぼく だれかの手を はなれてしまった 風船みたい


みなさんが

かいものしたり

ごはんたべたり

おしごと行ったり

飲みに行ったり

ぐちを言ったり

言い争ったり

ごろごろしたり

映画を見たり


地に足つけて それぞれしっかりやってるあいだ

ぼくは

フワフワと 風にまかせて

観念と空想の世界を 気楽に漂っています

天上 地上 どちらにもゆかず

そのあいだの ちゅうとはんぱな空中を

ただただ 空気の流れにまかせて


フワフワ楽しく

あっち行ったり こっち行ったり してるうち


あれ もしかしたら

もう ぼく とっくに

死んでるんじゃ ないかな

ただ気づいていない だけなんじゃないかな


だれかと 

話したり

わらったり

おどったり

すること あるけど

ほんとうはみんな 夢なんじゃないかな

なんて


あのう すみません そこのひと

ちょっと おうかがいしたいのですが

ぼく まだ ここにいますか?

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