2日目
友達や先輩と仲良くなれてきた祐介。青春真っ盛りの部活関連の1日です!
本日は火曜日、天候晴れ、気温20度。クラブ見学2日目である。今日は昨日の佐々木さんの他に何人か昨日いなかった人達がグラウンドに集合していた。ちょっと遅れたかな。と思いつつ急いで運動靴を履き小走りでグラウンドへ向かう。
「あっ、加賀くん!今日もきたんだ!」
佐々木さんがこちらに気づいて大きく手を振りながら話しかけてくる
「うん、佐々木さんもなんだね」
「そう!なんてったって推薦だからね!」
「高校の推薦ってどれくらいで声をかけてもらえるの?」
ふと気になって聞いてみる、俺は中学時代特別早かったわけでは無いから推薦の基準を知らないのだ。佐々木さんは少し考え込んだ後自信がなさそうに口を開く
「たぶん、、、県で10位以内?かな」
「へぇ〜!すごいね!佐々木さんは何位だったの?」
「6位くらいだった、、きがする」
少し笑いながら佐々木さんが答える
「実はね、香奈ってすごいんだよ〜」
佐々木さんの隣にいた佐々木より身長が高い女の子が口を開いた。
「そうなんだ、ところで君は?」
「あたし?私はね羽田森ちかって言うんだー、種目は走り幅跳びだよ〜よろしく!」
「よろしく。俺、加賀祐介」
「加賀くんって中学も陸上してたよね、あたし覚えてるよ長距離してたよね」
「あれ、羽田森さんと話したことあったっけ」
「ないよ〜」
「じゃあなんで俺を知ってるの?」
「山川って知ってるでしょ?長距離の」
山川とは中学生の時の他中の長距離のライバルであり親友だ。記録もほとんど一緒だが、若干俺の方が速いくらいでいつも勝ち負けを争っていた
「山川はしってるよ」
「そうでしょ、あたし山川と中学同じだったんだよね。」
「仲良かったの?」
「そうなんだよー!保育園からずぅぅーーっと一緒でさ!ほんと嫌になるよー、、、、まぁ、加賀くんのことは山川から結構聞いててさ、同じ高校行くって聞いたから絶対話しかけようと思ってたんだよね!」
「一年生の子ちょっときて〜!」
三年の先輩が声をかける。一年生は集合して適当に列に並ぶ。
「こんにちわ、キャプテンの林です。今日は陸上部の見学・体験に来てくれてありがとう!見学や体験をしてみて陸上が面白いと感じたらぜひ入部してほしいな」
そんなキャプテンの話を聞き、練習に入る、今日は専門練習という自分の種目の練習だ。
俺は長距離の練習に参加した。
「今日はよろしくお願いします」
長距離の先輩に挨拶をすると
「おう!よろしくなぁ〜!俺、高田っていうねん!なかよくしてなぁ!」とすごい元気で濃い関西弁を話している。
この部活動で長距離はこの人だけらしく、他の先輩たちは短距離などで集まって話をしている。
「お、どうした?短距離が気になるかい?」
「はい、結構人数いるのに長距離はいないんだなって思って」
「そうなんよなぁ、部員全員で30人以上おるはずやねんけどなぁ」と高田先輩は不思議そうな顔をする。
「まぁとりま、練習しますか!えっと、なんて呼べばいい?」
「加賀でお願いします」
「オッケー加賀くんやな!タイムは?」
「1500mが5分1秒58です。3000mは10分37秒37です。」
「了解!じゃあ加賀くんのペースで走ろか!」
高田先輩とグラウンドの周りを一定のペースで走る。
少しキツくなってきたなと思ってきたくらいにふとグラウンドの中を見る。グラウンドでは短距離のスタート練習と走り幅跳びの跳躍練習が行われていた。
「あんなにはやく走ったりめっちゃ遠くに飛べるのすごいよなぁ」
高田先輩が羨ましそうに話す。
「高田先輩はやらないんですか?」
「できへんねんな〜俺体力しか取り柄なくてさー」といい笑う。
「加賀くんは逆にせーへんの?」
「俺はどーですかね、やってみたいですけど足遅くて、、、悩んでます」と笑いながら返す。
「やればええやん!」と高田先輩は言う。
確かに陸上はサッカーや野球などと違い自分が種目を変更したところであまり影響はない。ただもし種目変更したとしても必ずしも結果がついてくるとは限らない。しかし結果が出ないからといって種目を戻して、元々専門でやってた種目をもう一度やろうとしても良い結果が出ることはほとんどない。それこそ短距離、跳躍と長距離なんて体の使う筋肉や体力などが全然違う。だから悩んでいるのだ。
「まぁ入部したら考えてみます」
まだ体験の日なので入部を決めたらもうちょっと考えてみようと思った。
そのままグラウンド周りを走り続けていたら練習は終わり、ミーティングをし解散となった。
「加賀くん!」
帰ろうと歩き出した後ろから佐々木さんに声をかけられた。
「どうしたの?」
「この後暇だったらしない?ちかとご飯行くんだけどどうかなって」
「ちか?」
「私の友達の羽田森ちかだよ!練習前話してた子!」
あぁ!と思い出す。完全に名前を忘れていた。
「まぁいいけど、どこに行くの?」
「ステーキのマスト!」
マストとは、みんな大好きハンバーグやステーキの店だ。
「え、結構遠くない?2kmくらいあるよ」
「うん!自転車でいくの!」
「あーごめん、俺自転車じゃないからパスで」
正直ほんのちょっとだがめんどくさく感じてしまいそう言った
「あ、オッケー!じゃあ私たち歩くよ!」
想定外の返しが来てしまった。しかしこれで断ったら仲良くなりたくないやつみたいで嫌な感じが出てしまう。仕方ない、行くか。
「香奈ごめーーーん!!待たせちゃったー!」と遠くからすごい勢いで羽田森さんが走ってきた。
「あれ?加賀くんじゃんどぉしたの?」
羽田森さんが疑問をぶつけてくる
「私が誘ったんだー!いまからちかとご飯食べるんだけどどう?って!」
「そうなんだ!おっけおっけぇ」
羽田森さんが合流し、みんなで歩いてステーキのマストを向かう道中では陸上の記録や好きな選手の話をした。ステーキのマストに着くと佐々木さんがすごい勢いで注文をし、食べ切れるのかわからない量を頼んでいた
「え、食べ切れるの?」
思わず聞いてしまった
「ん?よゆーだよー!」といいながら注文のタブレットを渡してくる。俺はステーキセットを一つ注文して羽田森さんにわたす。羽田森さんはハンバーグセットを注文した。
「お待たせいたしました〜」と料理が6つ運ばれてきたが俺のステーキセットと羽田森さんのハンバーグセットを抜いても4つである。
これは全部佐々木さんが受け取っていた。ぱっとあまり大きく見えない体の中のどこに入ると言うのだろうか。
「そういえばずっと気になってたんだけど、佐々木さんって身長何センチなの?」
つい聞いてしまった、あまり良くないことだとわかっているけれど、口が滑ってしまった
「148センチだよ〜」
「ごめん、失礼なのはわかっているんだけど体重は?」
「きになる?」と佐々木さんがニヤッとしながら聞いてくる。
「いや、そんなつもりじゃ……!」と、つい目線を逸らしてしまう、
「は、羽田森さんの身……」
「あー!私よりちかの体重が気になるんだー!」と少し大きな声でニヤニヤしながら俺の言葉を遮る
「ちが、羽田森さんの身長が気になって、、」
「ん?あたしの身長?161だよー、ちなみに体重は56キロ」
「え?!言うの!?」
まさか体重も公開してくるとは思っていなく驚いた
「私は46!」
「え?!言っていいの?それ。聞いといてなんだけど普通言わなくない?」
普通の女の子って体重ってあんまりバレたくないものじゃないのか?少なくとも俺はそう思っていた。
「いやーどうせ体重ばれなくてもユニフォームでバレるしなぁ」と羽田森さんが言った。確かに。
「私もそう思うなぁ〜」
佐々木さんが共感していた。そんな他愛もない話をしていると2時間もたっていた。
「やば、!もうこんな時間か!あたしそろそろ帰らないと、」
羽田森さんがそう言った後、俺は時間を確認する。
20時57分。
ちょっとまずい。門限は22時だが今から帰ってもギリギリ間に合うかどうかってところだ。
「あーおれもちょっとヤバめかも」
そう呟き帰る準備をする。
「え、待って待ってまだ食べてるよ!」と佐々木さんが急ぎながらステーキを口の中に入れ、財布を取り出す。各自自分の食べた分支払い店の外に出た。
「俺こっちだから。」と言うと
「じゃあここでお別れだね〜また明日ねー!」
「またね〜」
「うんまた明日、佐々木さん羽田森さん」
最後まで読んでいただきほんっとうにありがとうございます!!!「3日目」は4日の夜に投稿させていただきます!次の話も読んでいただけたら幸いです、!!!!どうかよろしくお願いします!!!
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