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 第六層ボス、攻略完了。


 ルスイさんから聞いていた通り、一筋縄ではいかない厄介なボスでしたが、


 何せ今の俺たち絶好調ですもん。



 リルシェさんは、思う存分二刀流。


 これまでの欲求不満の全てをボスにぶつけまくるかのような、

 

 ドえらい暴れっぷり。


 あのハンパ無いスピードに翻弄されるボスが可哀想に思えちゃうほど……




 ルスイさんは、相変わらずのクレバーな立ち回り。


 ソロ冒険者当時のボス戦を振り返りながらのような、


 落ち着いた立ち回りでしたね。



 とどめを刺した時、しばし黙祷してから天を仰いだあの仕草、


 万感の想い、だったのでしょう。


 でもルスイさん、本当のリベンジはこれからですよ。




 俺は……いつも以上に気を遣って、おふたりの邪魔にならないポジションへ。


 あの状況で俺に出来る精一杯は、ヘマこいて足手まといにならないことのみ。



 でも以前だったらひたすら自分の身を守るだけでしたが、


 おふたりが全力で闘えるようサポートする立ち回り、


 なんてのも、最近は出来るようになってきたのです。



 必要なポーションを手渡したり、


 闘いを離れた場所から観察することで気付ける情報を伝えたり。



 逃げ惑うだけだった足手まといも、少しはサポート職出来るようになった、


 っていう程度ですがね。




「まさにそれこそがパーティープレイですよっ」

「あの独特なポジショニングにますます磨きがかかってきましたねっ」



 ありがとうございます、リルシェさん。



「ソロとは違う充実感、でした」

「両方を体験出来た俺は、幸せ者です……」



 おめでとうございます、ルスイさん。




 こうして第六層完全攻略完了、


 そしていよいよ第七層、コレイカダンジョン最深部へ。



 ルスイさんや数多の精鋭冒険者たちを阻んできた"悪夢の深層"


 いよいよご対面。



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