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(三)-7

「彼は、国英さんは、無事なんですね!」

 再び大声を出してしまった。

「はい、無事ですよ。そのことをお知らせするためにお知らせしました」

 その後、向こうからの声は聞こえなかった。電話が切れてしまったからだ。通話時間がなくなってしまったのだった。

 私はいてもたってもいられなくなってしまった。近くに父が乗るオート三輪が駐めてあった。父は駅の待合室で体を温めていたようだったが、私はそれに気づかずに無我夢中で駅から走り出した。

 道にはうっすらと雪が積もりつつあったけど、大したことはなかった。駅から洞爺湖の方へ上るなだらかな道を駆けていった。


(続く)

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