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さあってダンジョンのお時間です

僕らはダンジョンに続く扉の管理に冒険者タグとダンジョン入坑許可証の指輪を見せる、どちらも冒険者ギルドの管理である

どちらかでもあれば身元確認になるのでタグは首に、指輪は指に、着用を義務付けられてりる、たまに指輪に鎖を通して

首からぶら下げたり荷物につけたりする人もいるが管理官に見つかると大目玉物で怒られダンジョン立ち入り禁止5日間に罰せられてしまう。

剣や槍など獲物を使うジョブの人の中には邪魔である、と抗議する人もいるが冒険者ギルドの回答はいつも同じである、遺体を家族に届けるには

必要なことなのです、と。

あはは、ダンジョンて、ううん、冒険者って怖い仕事だよね!


ダンジョンへの扉はどうやって作ったの?と思うくらい分厚い、この国の鍛冶師はすごいね!なんて思いながら通過していく、この町のダンジョンは人気で


冒険者の人数も多い、ドロップ品が一攫千金を狙えるからだ、モンスターが落とす魔石や浅い層の宝箱はそうでもないんだけど12階からいきなりモンスターが強くなり

魔法道具が出始める、1秒間だけ浮く靴とか一瞬だけ虹が出せる指輪とか、何に使うの?と言う物が多いけどすごかったのはこの町に使われている動物やモンスターが

入ってこれなくなる結界BOX、決して開けることは出来ないらしい、だから最初に持ち込まれたときは外れとされて倉庫に転がされたままだったらしいけど

掃除係として雇われた少年が触ったときにいきなり起動したんだって、魔道具には意思があるの?っと一時期噂になったけど箱と会話が出来るわけではなく、

少年の頭の中になんとなく使い方がフラッシュバックのように映像が見え試しに箱にお願いしつつ魔力を流してみたら薄い膜のような結界が張られ、加減がわかっていなかった少年が

倉庫から出れなくなり大騒ぎになる怖くなった少年が泣き叫ぶだけで何をしたのかまったくわからず少年が落ち着て話せるようになるまで待ったら

今度は泣き叫びすぎて喉が枯れて話せなくなるという・・・喉が潰れるほど泣くとかすごい恐怖だったんだろうなぁ、でもすごい体力だなともこっそり思ってしまった。

少年は箱を指差し、必死に訴えたが外からはどうしようもできず、不明とほっておいた箱が何かのきっかけで動いたとしか理解できなかった、それも1時間後に

いきなり膜が消え、どうしたのか?と謎のままだったが少年の声が戻った時に原因が解明された、箱からの映像で結界が張れるとわかり好奇心に負けて魔力を通して

しまったそうだ、加減もわからず流せるだけ流し指示もなかった為箱はとりあえず倉庫に強力な結界を張ったっぽい、少年も怖くなり

「助けて!誰か!ここから助けて!」としか考えられなくなり人に助けを求め続けたが箱は少年の言うことしか聞かないらしく誰もどうにもできなかった、

だんだん落ち着いてきて「出たい、ここから出して」と箱に念じたら出れたと証言したため、ギルドの下働きだった少年は毎月給金をもらって箱に結界をお願いする

立場になれたそうだ、小さな串焼き屋台を経営している両親の子だくさんの5男として産まれた彼は早くから外に働きに出されていた、家族仲はよいがいかんせんお金が無い為

みんなで頑張るぞーーーっとエイエイオーしたとたんに金額はわからないが安くなはい毎月の給料が入るようになり家の子たち6男2女は前よりはちょっといい服を

着ているそうだ、でもその子のお金に頼らず屋台をがんばっている両親を僕は尊敬するね!ただ一つ残された不思議は少年の言うことしか聞かないってこと、

よくよく考えてみると悪人が利用したらどんな犯罪も可能になるよね?その少年はド正直でド真面目でド善良なんだ、人に都合よく箱の主が決まっているようね

僕はそれが怖い、でもあの少年が主の間はこの町も安全てことだ、だから少年にはギルドよりこっそり護衛がつけられている、悪い人はどんどん消えていくぞ!


他にはエンチャント(魔力付与)のついた剣も出ていた、アレンが使っている剣がそうだ、切る時にエンチャント火が発動して込めた魔力次第で強さが決まるらしい、

なので魔力供給は必須事項、本人は自分の魔力量が多いせいだと思っているがアレン自身は多くも少なくもなく普通だと思うんだよね、なんでそんなことがわかるのか?

それは僕が「鑑定」のスキルを持っているからさ!

アレンはその剣を金貨320枚で買ったと自慢していた、僕なら金貨1枚で2か月暮らしていけるぞ?つまり、、、640か月、1年が10か月1,280ケ月分だから128年間・・・

あははは、一生買えないや、貯める前に死んじゃう。

ってことは逆にもしその剣を持ち帰って売ったらもう働かなくていいんだなー、憧れるよね。


一攫千金の夢を描いているうちに1階層にいつの間にか降りていた、

「リック?しゃっきりないとダメだぞ?そして涎を拭け」

  やば、イリーナさんに見られてた、小声で注意され僕が慌てて袖で涎を拭いた、恥ずかし~~~~!

お読みいただきありがとう御座いました。

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