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20歳のパパ  作者: lamina
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第五話 選抜大会

歩夢の母親騒動から一段落が着き、家でのんびりしていると俺は何かを忘れていることを思い出した。「そうや、お袋、俺選抜選ばれたで」そう言うと、お袋も俺と同じくらい驚いていた。お袋が「歩夢と応援行ったるわ」と言ってくれたので歩夢のかっこいいとこ見せるために選抜まで後1ヶ月俺は部活も頑張らないとと思いながら、歩夢と遊んだ。

それから1ヶ月はあっという間に進んでしまった。歩夢は色々なことができるようになってきた。少し前から寝返りなどで行動範囲がかなり広がっていたが、最近では気になったものに手を伸ばして掴もうとしたり、寝返りをして気になるもののそばに行ったりしてで一緒にいるときでも目が離せなくなってきていた。しかし、可愛かった。親バカと言われるかもしれないが今までも可愛かったが、それ以上に可愛かった。最近の楽しみは歩夢と遊ぶことになっていた。歩夢がかまってほしいときは大きな声で呼ぶようになったので俺は歩夢が飽きるか眠たくなるまで一緒に遊んでいる。俺の中でできた遊びだが、パパトトロというのをしている。本当に下らないと思うかもしれないが、歩夢を胸の上において、俺も仰向けに寝るだけだ。でも、歩夢は楽しそうに笑うし「パパトトロするぞー」というとものすごくにやけるからいつもしてしまうのだ。

そういえば、選抜大会の結果は2回戦で負けてしまった。しかし、俺は2試合で90得点をあげ、最優秀選手に選ばれた。周りの人は「すごい」のひと言だが、歩夢が応援に来ているからめちゃくちゃ頑張っていたというのは誰も知るよしがない。

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