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20歳のパパ  作者: lamina
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第三話 俺の選択

2ヶ月ほど経ったときには歩夢は指しゃぶりをし始め、動くものを目で追いかけるようになった。だから俺はバスケットボールを転がしてみたりして、目で追いかける歩夢を見て、毎日癒されていた。しかし、そんな俺はかなりの窮地に立たされていた。それはバスケを続けるかどうかだ。俺は選抜選手に選ばれているということもあり、週5の頻度で練習をしていた。しかし、歩夢の飲むミルクの量が増えてくるにつれ、オムツの消費量も多くなっていき、バイトを増やさないといけず、最初は週2で入っていたバイトも今では週4~5でいれていた。そうなるとバスケの練習が思うようにできず、もうやめてしまうかすごく悩んでいた。悩みながら家に帰るとお袋が晩飯を作っていた。そこで俺はお袋に「お袋って俺を子育てしてたとき、どれぐらいの頻度で仕事いってたん?」と聞いた。すると、「急にどうしたん?まー大体週5ぐらいやな」と答えてくれた。それを聞くと俺は「どうやって仕事と子育てを両立させてたん?」と聞かずにはいられなかった。すると、お袋が「あんたのおばあちゃんがみてくれてたんよ。だから仕事も行けてたの。やから困ってるんやったら頼っていいからな」そう言ってくれた。それを聞いてからは全てを自分でしなくていいと思い、頼れるところはお袋に頼ることにし、俺は週4でバイトに行き、残りの日はバスケに打ち込んでいる。前より練習が短くなってはいるがその分濃い練習ができるようになった。

それから時間が過ぎ、7月になったとき、俺は学校で嬉しい知らせがあった。それは夏の選抜選手に選ばれたことだ。ずっと選ばれるのを目標に練習してきたが、歩夢の件もあり、あまり練習できていないから今年は諦めていたので、かなりビックリしてがとても嬉しかった。(帰ったらお袋に言わないとな)と思いながら大急ぎで家に帰った。

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