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Desire  作者: 千風紅葉
23/25

潜伏

ルールはバトルが選択されている。


兎双の眼下には小さくなったライアーラビットが出現する。


「先輩。絶対勝ちますよ」


「負けるつもりで戦う気はないよ」


試合のカウントダウンが開始される。


フィールドは見渡しがいいとは言えず、場所によっては迷路のように複雑怪奇にもなっている。


相手のスタイルは分からないが、晩成型ならばかなり有利に試合を運ばれることになるだろう。


銀と兎双は互いの妖精のスタイルから、変える必要もなく軽戦士型だ。


ただ、デッキの中身は先ほど少し弄っておいた。


これが吉と出るか凶と出るかは分からない。


カウントダウンが終わる。


0と同時にライアーラビットが飛び出し、敵の初期地点を目指していく。


「ちょ、幾らなんでも早すぎじゃ」


「あいつが相手なら、対策なんて無駄よ」


それはどういうことかと尋ねようとした次の瞬間、ライアーラビットが大きく跳ねる。


直後に矢が地面に着弾。


「潜伏型!?」


自身の存在を掴ませないようにデッキやステータスを振って、遠距離から仕留める。


それが潜伏型と呼ばれるスタイルだ。


一方的な展開に持ち込みやすいが、逆に言えば居所さえバレてしまえば他のどのスタイルよりも弱い。


兎双の仕事は相手の居所を探ることだ。

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