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宇宙の月陽に照らされて  作者: 伊集院 大和
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それとなく ブルーの空


金環日食の様に眩しい閃光を放つ

陽の暑さを身体に感じ



光化学スモッグに包まれたような

青空の見えない空の下


油絵の背景にあるような

濁ったようにも見える緑の山々を横目に観ながら


湾岸線を車で走っている昼下がり



フロントガラスの向こうに映る空は

濁ったように見えるのに


サイドミラーに映る空は

それとなくブルーだ



何故なんだろうか



湾岸線を走っていた時は

何もかもが白く濁ったように見えていたはずなのに


海沿いの埋立地に停めた車にもたれ

先程走っていた方の空を観ると

やっぱり白く濁っている


埋立地から見上げる空は

雲一つ無い僅かに濁ったように見える青空の下


あの白く濁った空は

明日の気温の高さを表して居るのだろうか


雲一つ無い白く濁った空は

どういう風に名前を付ければいいものか

私は 判らずにいる


遥か遠くの 白く濁った向こうの空には

空よりも白く見える飛行機は

何処か海外にでも向かって行くだろうか



時も夕方近くになり

眩しい程のオレンジ色の輝く夕陽を観上げた


夕陽の眩しさから 長時間 観つめると

眼がやられてしまいそうだったが

昼下がりに観た 陽のように

やはり 陽の外枠より内側には

金環日食の様に 輪が描かれているようにも見える



この雲一つ無い 白く濁ったような空では

今日の夜は 星一つすら見えないではなかろうか


明日の気温の高さを予想するかのような空の下


この暑さのまま 梅雨を迎え

梅雨が過ぎ行き 夏を迎えるのだろうか





この異常な程の 暑さ

夏になればより一層暑くなりそうな今年の夏



サマーシトラスティーを飲みながら




明日の私は このキャンバスに 何を描くのだろうか











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