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6-対蛇戦Ⅰ

あぁ、今日もギリギリ……。


まったくどうしてこうハプニングが起きるんですかねぇ!どうせ起こるんならTOでLOVEるなダークネス展開になってくれればいいのに!

にしても蛇って!蛇って!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


サニーク:D

LV:3

HP:340

MP:105

攻撃:150

防御:220

魔攻:60

魔防:120

俊敏:110


スキル

『毒:E』『石化:D』『牙攻撃:D』

『水魔法:D』『加速:E』


ユニーク

『打撃強化:D』『状態耐性:D』『隠密:E』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


強いだろ勝てねぇだろおい!

ステータスのバランスが良いし!?

敵もう俺見てるし!?

勝てない勝てない!

現にこうして逃げてるだけーーー


ヒュッーーーべチャ


うおい!毒吐いてきやがった!

危うく当たるとこだったろ!

そして何か毒がグツグツいってるし!


ヒュッーーーべチャ


吐くな!

結構怖いんだよこれ!

当たったら恐らく即死だろ!


ヒュッーーーべチャ


もういいわ!

どれだけ吐けば気が済むんだよ!

にしても足早いねキミィ!?

足あるか知らんが!


………ッ!ヤバい!追い付かれた!

こうなったら、やってやるよ!


蛇がすぐ後ろに来ているが、足を止め後ろに向かってまた走る。ヤケになっての行動ではない。

蛇は一瞬驚いたものの、すぐに俺へ向けて噛み付こうとする。

大丈夫。そうすることは読んでいた。


俺はそれを回避すべく魔物化を発動。

コウモリに変身し、空を飛ぶ。

蛇の攻撃は勢いよく外れる。

敵は俺がいきなり消えた事に驚いているらしい。

まぁそれもしょうがない事だろう。

ただでさえコウモリは体が小さいから。


そして、そんな俺は蛇を真上から見ている。蛇の体長はおよそ五メートル。恐ろしくデカイ。

それでいて動きも速いから嫌だ。

しかし、剣で一撃入れられれば俺の勝ち。

俺は敵の体の上へ移動する。


そして、魔物化を解除!勢いよく落下。

そこまで高くはないので、着地は大丈夫だろう。

そんな俺は今、黒い剣を手に持っている。

落下の威力と剣の斬れ味。

これらを足せば、さすが蛇とはいえ串刺しだろう。

落ちながら考える。


蛇の防御は、確か200ちょっとだったか。

この剣の斬れ味は分かっていないが、信じるしかない。貫けると。

そして、とうとう剣は蛇に接触しーーー


ズシャリ


分厚い肉を切るような音が聞こえた。

剣は、予想通り蛇を貫き床に刺さる。

蛇には鱗があったが、それを砕いて肉に刺さった。



「ーーーッシャ!!」



思わず声を出し拳を握った。

こんなに予想通りいくとは……。

嬉しかったが、呆気なくもあった。

そして俺は蛇に刺さった剣を抜こうとすると、



「キシャァァァァアアアア!!」


「な……!うおっ!」



蛇は生きていた。

というか怒ってる。

どうやら蛇の琴線に触れたらしい。

いや、剣を刺されたら当たり前か。

そしてその蛇は、体を大きくよじり、後ろにいる俺目掛けて体当たりをしてきた。



「ーーーッ!!魔物化ァ!」



一瞬で思考を終えた俺は、スライムになる。

そして、蛇の体が俺に当たり、俺は後ろに吹き飛ばされる。


……ふぅ。危なかった。

もう少し魔物化が遅れてたら、今頃天に召されていたな。

俺はスライムのまま蛇を見る。

奴は、低く唸りながらこちらを見てくる。


さすがに強いな。これでランクDって……。

しかし、ここからは第二ラウンド。

まだ貴様にターンをやるつもりはない。

あと少しで悪魔するから!

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