その1
女の人が走ってきたんだぜ
走ってきた女の人は遠くから見ても可愛いのがわかる。
身長は小さくて髪の色は黒で髪はロングだ。
だが可愛いくても走ってくるから恐くなってきて女から逃げた。
「あっアンタちょっと待ちなさい」
俺は逃げながら女に言った。
「待てって俺の事か?」
「アンタ以外に誰がいるのよ」
俺は足が痛くなってきて止まってしまった。
「はぁはぁ、やっと止まったわね!アンタのポケットから財布が落ちたわよ」
女は近くで見ても可愛い
「ちょっと人の話を聞いてるのアンタのポケットから財布が落ちたよ」
俺は今の言葉でポケットに手を突っ込み財布があるか調べた。
もちろん、俺のポケットから財布が落ちたんだからない。
「ありがとう。君は優しいね」
と言って頭を一回ペコリと下げた。
「私の名前は七原かぐやって言うんだ。だから次からは君って呼ばないでね!でアンタの名前は何て言うの?」
かぐやがニコニコな顔で聞いてくる。
だから俺はカッコよく名前を名乗ってみた。
「俺は西藤剛って言うんだぜ。」
「いい名前だね!剛は私の兄さんと一緒の名前だよ」
「そうなんだ、かぐやの兄さんと一緒の名前なんだ」
「うん だけど今は兄さんが居ないんだ。3年前に行方不明になった」
「あっ、ス…スマン」
「あはは いいんだよ、剛は今からどこに行くの?そっちに歩いて行くと海に着くけど冬だから海ではないよね!?」
かぐやは興味津々に聞いてきた。
「海だよ」
俺は即答した。
「冬の海に何をしに行くの?」
「そんなに気になるか?」
かぐやは少し怒った顔になった
「質問してるんだから剛は質問にだけ答えればいいの」
やっぱりダメだった?