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fruitFRUIT  作者: チル
3章 奪い合い
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fruitFRUIT3章 奪い合い

ロケットは殺人事件を解決した!

fruitFRUIT3章


5話【小さき命よ儚く散れ】


 朝、目覚めるとウチワが力尽きかけていた。


「また死ぬところだった……。」

 ウチワは水と簡単な食事を済ませると再び横になる。

ウチワの気丈さとロケットの時との違いですっかり忘れられていたが本来は蘇るとこんな感じにしばらく介護が必要な程度には弱る。

公民館まで歩いて戻ったのは背負って貰いたくない意地だった。

「まさか水置き場までの道のりで倒れてるとは思いませんでしたよ……。」

 フィーネが新しく水を汲んできた。

「ワタシだっていけると思ってたけど思ったより水置き場までが遠かっただけ。」

 もちろん水置き場は普通ならすぐそこにある程度の道のりだ。

 若干そんなトラブルはあったものの、ウチワも昼過ぎにはだいぶ回復した。

妖の術が普通のより強力だったのと、ウチワの気力が支えたのだろう。


 一方ロケットは自身の力について再確認していた。

 確かに出来る術には違いがあるようで、氷の鎧で赤毛の身体を覆う事はできなかったし、空気を操って姿を蜃気楼のように隠す事はできなかった。

 しかし地面から単純な岩を打ち出して攻撃したり電撃を発射するなどは出来るようだった。

「うーん、蘇生はできないか。」

 昨日見た通り祈りのポーズまで真似て見たが、まるで何も起こらない。

「そこまで出来るだけですげーよ!」

 側で見ていたイクシアが言った。

「精霊なしでしかも見ただけで使えるなんてすげーじゃねえか!」

 イクシアが笑って言う。

割とイクシアは気楽に考えていて、そんな凄い力自分にも欲しいとすら考えていた。

そんな気軽さにロケットも助けられている反面、まだ妖の言葉が渦巻いていた。

(精霊がいない、アヤカシと、同じ……。)

 この力に関しても妖に問いたださなくてはとロケットは強く感じていた。

 今日は珍しくシャムが「外へ行って探索してくる!」と言って見張り番をイクシアに任せてウチワ殺人事件で人命探索しきれていなかった所へと向かっていった。

 ロケットたちはDブロックへと向かうためにまずはウチワの回復を待つことにした。

 トッポの石は外にちゃんと落ちていて、宿主はもう見る影もないが石はちゃんと脈打つように光る。

 ロケットはこれを拾っておいてイクシアに渡そうとしたが「無くしそうだからお前が持っといてくれ。」と言われたのでとりあえず鞄の中へとしまった。


 ウチワは昼過ぎには起きてきて、ウチワの介助をしていたフィーネも、黒模様の白毛をといて出かける準備を終えた。

「もう大丈夫なのウチワさん?」

 ロケットが起きてきたウチワに声をかける。

「何とかね。本調子ではないけれど動けるよ。」

 ウチワが伸びをしながら答える。

「おっ、シャムも帰ってきたぞ。」

 イクシアがゆび指す方をみるとシャムが何故か走って帰ってきていた。

「大変だー!」

 シャムが何かを大事そうに抱えている。

「何が大変なんだー!」

 イクシアが大声で返し、シャムが近くまで走ってくる。

「あ、赤ちゃんが、いた!」


 赤ん坊は布にくるまれあまり元気がなさそうだったが試しにフィーネが公民館の人と協力して哺乳類からあたためた牛乳を与えたら飲んでくれた。

 精霊もあまり元気はなさそうだったが赤ん坊の回復と共に治ってきた。

子猫でまだまだ幼い。

一通り落ち着いてから事の顛末をシャムから聞く。

「探してたら瓦礫の下に空間があったんだけど、そこに両親らしき人はいたけど既に亡くなってて、でも良くみたらその両親らしき人たちが抱えてたのがあの子だったんだ!」

 イクシアが頭を掻く。

「けっこー探したんだけどいるところにゃいるんだなぁ。」

 赤ん坊はゴールドブラウンの毛並みの犬獣人のようだ。

「僕、この子育ててみようかなって思うんだ。ああもちろん何の知識もないからキャラバンのみんなに色々教えて貰いたいけど!」

 シャムの突然の決意にイクシアたちが驚く。

「お前、本気か?」

 シャムが真面目な顔で頷く。

「罪滅ぼしをしたいんだ。それにあの子の親はもう亡くなっていたから少なくとも誰かが親代わりしなくちゃいけないから。」

 イクシアがじっとシャムの顔を見つめ、笑う。

「良い顔してるじゃないか!よし、任せた!」

『良いのですか、そんなに簡単に決めて。』

 イベリーが横から話かける。

「良いんだよ、覚悟を決めた男の顔になってたからな。」

 フィーネとロケットは赤ん坊を見ているがウチワはそんなやりとりを見ていた。

「話はついた?じゃあワタシたちはもう行くよ。」

 おおっと!と言いイクシアが立ちあがる。

「俺もついて行くぜ。」

「ええっ、イクシア行っちゃうの?」

 シャムの問いかけにイクシアは頷く。

「ここはお前に任せておけば大丈夫そうだし、俺はリーダーを任されたからな。前のリーダーの意思を継がなくちゃならねえ。」

 ヌールは例え自らが犠牲になろうとも、次へと進みどうにかしてこの状況を終わらそうとしていた。

「アヤカシのヤローにたっぷりと借りを返さなきゃいけないしな!」

 手の平に拳をぶつけ、気合いを込める。

「わかった、僕はここでみんなを守っているよ。」

 シャムは頷いた。

「というわけだ、同行させて貰うぜ?」

 ウチワは呆れた様子で話す。

「強引だねえ。」


 フィーネとロケットに話すと驚きはしたが二人共喜んでイクシアの同行を許可した。

こうして4人と3匹になった仲間たちで次のDブロックとCブロックの境目へとやってきた。



「来たぞ、アヤカシ!」

 ロケットが叫ぶと空から妖降りてきた。

「はーい、まあ前みたいなドッキリは2回目は芸ないし普通に開いちゃうよー!」

 妖が指を鳴らすと正面の部分が開き、Dブロックへの道が開く。

Dブロックはサービス関連や病院、大型店舗なんかもここに集まっている。

「じゃあゆっくり楽しんでいってね!」

 そう言うと妖の姿は消え去った。

「よし、行こう!」

 ロケットのかけ声と共に目の前に開けた穴を通り抜けてDブロックへと踏み込んだ。

 ヌールの精霊トッポの亡骸の石が鞄の中で強く光った気がした。


 おまけ休憩所

フェイ『イクシアが術を使うとき、いつもただ叫んでるだけだけどどう合わせてるの?』

イクシア「なあに俺らレベルになると阿吽の呼吸で……」

イベリー『イクシアが術のパターンを覚えれないので全て詳細に私が決めてサポートしイクシアが力を乗せてるだけです。』

イクシア「お、俺だって結構がんばってるんだが……。」

フェイ『これぞ役割分担……。』



──────────


 キャラクター紹介

 

 フィーネ・フロート3

訓練と実戦を重ね随分と強くなった黒模様の白毛犬の女の子。

 性格的にも弱さも含めより強くなっていて全体的なバックアップをする。

自然治癒を強める“回復強化”や、服や身体を頑丈にする“防御強化”など。


 ロケット3

精霊術を単独で扱える事に気づかされた白模様の赤毛犬の男の子。

 見た精霊術をおおよそコピーできるま“見よう見まね2”。

大きな能力を手に入れた反面、自分が何者なのかより強い不安感を持つようになる。


───────────


 Dブロックに踏み込んで初めて見た景色は、まるで見たことが無い物だった。

建物はカラフルに塗りつけられ、空に虹色の泡が浮かび光が空を飛び回って水が流れ落ち、草花は咲き乱れて山まで出来ている。

氷の湖の隣は灼熱の溶岩池、歩くだけで軽快な音楽が響き出す。

 もちろん、元のDブロックはこんな所ではない。

 目の前に青い小鳥の精霊が飛んでくる。

『ようこそ!精霊の国へ!』


 誰もが呆気に取られている精霊が笑顔でそういうからよりわけのわからない事になった。

Dブロックへと踏み込んだはずが妖にだまされて不思議の国へ飛ばされたのだろうか。

そんな事をウチワが思っていると気持ちを察してくれたのか小鳥の精霊は再び話しかけてきた。

『ご質問があればどーぞ!』

 息を思いっきり吸ってから勢いよくウチワが質問する。

「何がどうなってるのッ!」


 Dブロック改め妖精の国。

建物の名残を見てると確かにここはDブロックだった場所のようだが、人影がなく代わりに精霊で溢れている。

『ここは、閉鎖された時になぜか人がいなくなり、その代わりたくさんの精霊がいてみんな自由に暮らしてるんです!』

 説明を聞いてもいまいち要領を得ないウチワたち。

さらに質問を重ねていく。

「じゃあよ、その精霊たちのパートナーの人は?おまえさんとかの。」

 イクシアの問いにニッコリとして精霊が答える。

『はい、いません!』

 ロケットはこの時周りが驚く理由が今一つわからなかった。

「アヤカシが精霊がいない人なのはわかったけれど人がいない精霊も変わった存在なの?」

 フィーネが説明する。

「変わったも何も、精霊だけで存在するなんてそれこそ本の中にしかないような存在ですよ!精霊は人間がいないと自然へと還っちゃいますしそもそも精霊は人間が生まれないと精霊そのものが発生しないんです!」

 ロケットはうんうんと聞き、質問を返す。

「それじゃあ、なんで精霊は人間が生まれると精霊も生まれるんだろう。」

 フィーネが顔に手をそえて悩む。

「うーん、改めて言われると困るけど、そもそもそう言うものだからなぁ。光があると陰ができるように、人があるのと精霊があるのどちらだけってのは無いはずなんだけど……。」

 そのままフィーネは考え込んでしまう。

精霊のいない人の妖が現れたり、人がいない精霊が目の前にいて今までの常識が彼女の中ですら打ち崩れているということなのだろう。

 そんな複雑な顔をしているのは他の人も同じで、ロケット以外はますます非現実じみている光景に頭を悩ましている。

『あの、みなさん大丈夫ですか?』

 小鳥の精霊が心配そうに話しかけてくる。

「大丈夫か大丈夫でないかで言えば、かなり駄目かもしれないね。」

 ウチワがふらつきそうな頭を抑えながら話す。

『でしたら人間のお客さんも休めそうな所へ。他のみなさんもそこにいらっしゃいますよ!』

 とりあえずウチワたちは小鳥の精霊へとついて行くことにした。

他のみなさんという言葉が気になったが、どうやらここの反対側、つまりBブロックからDブロックに入ってきた人もいるらしくそこの人も休憩できそうな所へ案内されたそうだ。

 道中、小鳥の精霊は話を続ける。精霊たちは自分たちの住みやすいようにどんどんと環境を変えていった事、アヤカシという人物には会っていない事、精霊たちが結界を張っている所は良いが、そうでない場所はより環境に適応しようと荒々しく変化した獣たちがいること。

 そして小鳥の精霊の名前はホライズンということを。

『ほら、つきましたよ!』

 そう言ってホライズンに案内されたのは、派手にカラフルに色塗りされた病院だった。

「まあ、確かに休むことは出来るかもね……。」

 ウチワがまず先に入る。

「何というか、心休まらないカラーだな……。」

 イクシアたちも後れて中へと入っていく。


 病院の中はある程度はペイント被害を受けていなかったがそれでも病院にはふさわしくないような草花が咲き乱れ、水が流れる道が出来ている。

『比較的、これでもここは改造されてない所なんですよ。』

 ホライズンがパタパタと飛びながらベッドまで案内する。

『だあれも使っていませんから、ここらへんをご自由にどうぞ!』

 個室もかなり数があり草などに目を瞑れば清潔で部屋も広々としている。

「やっとまともな部屋で眠れそう。」

 ウチワは早速そのうちの一部屋へと入った。

「じゃあ俺はこの部屋!」

 イクシアも違う部屋へ入る。

『わたしたちはこっちにしよー。』

 フェイがさっさと決めてフィーネと違う部屋に入る。

「あ、みんな早いなあ。」

 ロケットも残った部屋へと入り込む。


 一旦休んだ後、各自自由行動でこの奇妙な世界を探索する事になった。

 ロケットは病院内の他の人たちへと会いに、フィーネたちは何が起こっているのか気になるので探索に。

 イクシアたちは食事がないか病院内の食糧庫へ、ウチワは特に何もせず部屋でゆっくりとしていた。

 元々ウチワは積極的に行動をする気はなかったが今の一番の理由は心身の調子を取り戻すためだった。

なんだかんだと来てはみたものの、安心してゆっくりと休めそうな所に来た途端身体が重く心もすっかり疲れが出た。

 自分へお茶をいれ、そっと注ぎ香りを楽しんでからいただく。

「病院みたいな消毒臭い所でも、少しはマシね。」

 ウチワは殺されてしまった時の事を思い出した。

戦い、賭けて、負けて。

 痛かったという思いはあったがそれよりも何よりも考えるより先に体全体で生きることを求めた。

刺さったものを無我夢中で掴み外そうとしたところで意識を無くしてしまった。

何とも言えない恐怖がその瞬間に体を包み、刹那に消えた。

 次に見た気がするのは自分の姿だった。

ロケットが現れフィーネも直ぐに来てその後からも人がやってきた。

 自分を見ている人たちを自分が見ていた。

 次に気づいたときは自分の体に輝きが傷が癒えていった。

その時初めて、あそこへ戻ろうと思ってそして……。

「……不思議な夢ね。」

『なーんのはーなしー?』

ウチワの漏れた一言にウメが反応した。

「別に、何も。」

 ウメを指で撫でてそう言った。

死んで生き返って強くなれるような民族でもないしむしろそのせいで今は不調を起こしている。

 できるだけ早く全快しもっと強くならなくてはと考えていた。

 妖を倒すために。

そして少し休もうと横になり、眠りについた。


 起きた時はほとんど日は沈んで月が登ろうとしていたころだった。

疲労が溜まっているとは言えさすがに寝過ぎたと思ったウチワは、少し部屋の外へ出て歩くことにした。

「そういえばイクシアは食糧を取りに行くんだったけね。」

 ウメも起こして連れて行く。

食糧倉庫は一階の離れにあるからそこへと歩いて行き、イクシアを訪ねる。

 ちょうど台車にいくつかの食糧のダンボールを積んだ緑の鱗が輝くトカゲ、イクシアが出てきた。

「どう?食べれそうな物はあった?」

 イクシアが頷く。

「ああ、保存がきくもの中心だが随分とある。調理すれば問題はなさそうだ。」

 ウメがイクシアの近くへと飛ぶ。

『おー、ごはんだーごはーんたーべよー。』

「ああ、ロケットを呼んできてくれ無いか?あいつは確か調理上手だしな。」

 イクシアはそう言うと調理場へと台車を運んでいった。

流石にウチワも空腹が近づいてきているのでロケットを探す事にした。


 ロケットは案外直ぐに見つかった。

何故か精霊に好かれる体質なのか精霊たちの間で噂になっておりそこらへんの精霊に聞くだけで現在の場所が分かった。

 何故かそこは診察室だった。

ロケットが精霊たちの光に包まれていた。

『ねえねえ、次は私の精霊術使ってみて!』

 緑の犬のような精霊がロケットに話しかける。

『いや次は俺が先だよ!』

 赤い狼のような精霊がロケットを引っ張る。

 そんな様子を見ていたウチワにロケットが気づき、助けを求める用に走って近づいてくる。

「ちょうど良いところにウチワさん!」

「あんたをイクシアが調理場で呼んでたよ。調理手伝って欲しいってさ。」

 ウチワが頼まれた事をこなす。

「よし、すぐいきます!じゃあまた後でねみんな!」

『えー!』

 ロケットが去るのを残念がる精霊たち。

「あ、そうだウチワさんついでにフィーネも呼んで来て貰えませんか?多分その頃にはご飯出来てるんで!」

 ロケットがそのままそそくさと走っていってしまった。

「何でワタシがそんなに伝言係みたいなことを……。」 

 言い掛けてはっと気づく。

多数の精霊たちが新たな遊びのターゲットを見つけた目をしている事に。

「……たまには良いかもね。」

 ウチワも急いでその場から逃げ出した。


 フィーネは外へと探索しに行ったはずなので、安全圏にいると踏んで病院から出た。

「にしても相変わらずこのブロック地域だけ町じゃなくて自然が凝縮されすぎたみたいな所だね。」

 ウチワ呆れるような感心するような気持ちでそう言うと、早速近場から探索しようとした。

『ああ、良い所に!』

 先ほどの青い小鳥の精霊、ホライズンが慌ててどこか空から飛んできた。

『お願い早くこちらへ!』

「ちょっ、ちょっと!?」

 ウチワが慌てて飛んでいくホライズンに訳を聞こうとするがすぐ離れていってしまう。

フィーネを呼びに行かなくてはならないがここでホライズンを見失っても困るかもしれないので急いで後を追う。

 慌てて飛び込んで行ったのは図書館のようだがもはや建物が草に侵食されていてまるで長らく使われていないかのようだ。

ウチワも後を追い、中に入った扉の奥にそれはいた。


 フィーネが頭から血を流して倒れていた。


反射的に叫びたい衝動を抑え込んで、震える手でうつむけに倒れているフィーネを揺すり、声をかける。

「起きなさい、起きなさいガール、起きなさいフィーネ!」

 声は虚しく響き、側に落ちている白く光が脈打つ小石は再び早すぎる地獄の日が来る事を知らせていた。



 おまけ休憩所

ロケット「割と僕だけ周りと同じリアクション取れないと疎外感感じるんだよね。」

ウメ『ロケットーはきおくないしーしかたなーいさー。』

ウチワ「まあその都度誰かがフォローして説明してくれてるし良いんじゃないの?」

ロケット「ああ、そういうなんか「ああ、この人知らないんだ……仕方ないよね……。」みたいなのがどうしようもなく辛いんだ……!」

イクシア「俺は正常で記憶喪失でもないのにそういう感じになることが多いからお前は大丈夫な方だ!」

ロケット「あっ……。」

ウメ『……。』

ウチワ「ああ……。」

イクシア「ちくしょう、ちくしょう!」



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