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◇4






所変わって今は自分の部屋と

言っても寮の部屋だから

相部屋だ。


しかし時間はもう22時だ

ここの部屋には未だに俺だけだ


何これ?

まさか新木さんは来ないのか?


そんな事を考えてたが

俺は今日1日だけでも

疲れたんだ

瞼がそろそろ閉まって…

閉めちゃダメだ

ここはソファーだ

しかしながら瞼はゆっくりと

確実にゆっくりと閉まってくる


あぁもうソファーで寝たら

肩こりが凄いんだよ

とかなんとか


good-bye新木さん

俺は一足先に逝きます(寝ます)


そして俺はそこで

意識が途切れた



……………



◎新木side


俺はいつもの様に

自室に戻った

基本俺は気まぐれな性格だ

だから珍しく部屋に戻ってみた


時間は既に24時だ

同室の奴に悪いと思い

俺は静かに部屋の扉を開けた


そしたら目の前のソファーに

何かが寝転んでた


暗闇で見れないその人影を

じっと見つめたら

今日会ったと言っても昨日だが

会った双木が寝てた


何してんだこいつ?

そんな事を考えてたら

双木が寝返りをした


あっ起きるか?


そんな事を考えてたら

ふと双木の親を思い出した


そーいや双木ってあの双木優也の息子なんだよな…


でもなんか似てないんだよな

にしても双木の顔綺麗だな


って俺なんか変態っぽくねぇ?

いやいや変態じゃないから

つまり俺は正常だ


いやでもなんか寝顔だけでも

綺麗なのに

普通にしてても美人なんだよな


やっぱり母親譲り?


そして俺はそっと双木の前髪を

掬った


髪柔らかいな…

これ天パなのか?


そーいやこれ眼帯だよな

怪我でもしたのか?


そして俺は眼帯を触ろうとした

時だった


急に手を払われた


えっなんだ?


「もしかして起きた?」


「…天…?」


こいつは寝ぼけてるのか?


「…俺は新木だ」


「……」


突然黙り出す双木

俺は不思議になり双木の肩を

揺すった


でも反応が無い

どうしたんだよ


「お、おい」


俺は焦った

双木は天と呟いてから

全く動かなくなった

そして目も虚ろだ


「…なんだ、天が何処かに行ったかと思ったよ」


何だろうこの暖かくって

優しい笑みは

そして双木が俺の頬を撫でて来た

「ねぇ…何処にも行かないよね?」

何で…何でそんな悲しい顔

するんだよ


そして俺は優しく双木を抱き締めた


「あぁ…何処にも行かないよ」


呟いた後双木は眠りについた


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