表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/61

57話

 聖地に瞬間移動して来た和明達は聖地の中心部にあるムルーの泉へ向かった。木々が乱立し下草が膝元まで伸びていて歩きづらい。

「待ってろよ! 魔源の石」


 意気揚々と言う和明の背後をルナとミルキーが付き従う。ルナが


「……和明は異世界に行ける扉を見つけると行っちゃうの?」


「え、そうだな両親も心配してるだろうしな……」


 と和明。ルナは目尻に涙をためながら


「……和明がいなくなったら居場所が無くなっちゃう」


 ミルキーが宥めるように


「ルナちゃん。私が居るわよ」


「……和明の側がいい」

 ルナがそう言っていると開けた場所に出た中心には小さな泉がありとても浅い。水の中に赤いクリスタルが光りを反射している。泉に近づこうとする和明達の視界の上から赤い龍が下りてきた。翼の端から端まで三メートルはある。とても大きい。赤い龍が頬をぷくっと膨らませると次ぎの瞬間火炎放射機のように火を噴いた。和明は魔魂を取り出すと左手でルナの肩を触り右足でミルキーの膝を触り瞬間移動した。和明達が元居た場所は地面が焼け焦げていた。ミルキーは


「近づくのは勇気がいるわね。遠距離で倒しましょう」


 和明は剣の刃先だけ瞬間移動させて火龍を切り刻んでいく。赤い血を流す火龍はみるみる傷だらけになっていく。極め尽けはルナが解魂して幅一メートル流さ十メートルの剣で輪切りにした。命を落とした火龍はドスンと倒れ込んだ。



{つづく}

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ