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51話

 ついに雑草が膝まで生え放題の中庭で最後のシルバーグリズリーを和明が切り伏せた。

「よし、城に入ってラーズグリズリーを探すぞ」


「……うん」


「いくわよ」


 和明の息ごんだ声にルナとミルキーが返す。和明は錆びて色が変色した金属製の両開きの大きな扉を開いた。中は通路になっていて床に敷かれた赤い絨毯は破れたり虫に食われて穴だらけだ。扉を一つ一つ開けラーズグリズリーを探し求める和明達。三つ目と七つ目の部屋にはシルバーグリズリーが潜んで居た。両方ともルナが退治した。そして通路の突き当たりにある部屋の前に全身金色で頭に三本の角を持ち鋭い牙が剥き出しのラーズグリズリーが佇んでいた。和明は全長三メートルはあるラーズグリズリーにジャンプして首を切り撥ねた。


「よっしゃ! 圧勝!」


 勝利を掴んだと確信した和明はガッツポーズした。しかしラーズグリズリーの首からニョキニョキと頭が生えてきた。


「ゲ!」



{つづく}

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