49話
ここは常夏の島ムーラ島。そこの美しく透き通った海岸に和明達の姿があった。ミルキーは赤の上下のビキニ姿でルナは青いスクール水着に近い服装だ。
「……和明、私可愛い?」
「おお、健康的で可愛いぞ」
ルナの質問に和明が答える。二人は海に入っていった。和明は潜って蟹のような姿の生物を捕まえた。それをルナに見せ
「これ何?」と和明。
「……初めて見た」とルナ。
「和明ー! ちょっと来てー!」
ミルキーが叫んだので何事かと思い海から上がりミルキーの側に駆け寄った。ミルキーは俯せになり上の水着の紐を除け、和明にオイルを差し出した。
「これ背中に塗って」
「ええ! 俺が塗って良いの?」
「いいから、早く」
「分かった」
和明は右手の平にオイルを乗せミルキーの肌に塗っていく。ミルキーの肌はきめ細やかでスベスベしていた。
「あ!」
和明はオイルで手が滑り豊満なミルキーのお尻を触ってしまった。柔らかくプルンとしていた。ミルキーは怒り
「ちょっとどこ触ってんのよ!」と言いながら体を起こした。そのためミルキーの胸を隠す物はなにも無かった。標準サイズながらピンク色の乳首だった。和明はジーッとミルキーの乳房を見つめる。脳裏に焼き付けようとしているようだ。
「キャー、変態! がん見するなー!」
それに気付いたミルキーは左手で両胸を隠し右手で和明にビンタを食らわした。頬を赤く腫らした和明は何度も謝り許してもらいミルキーの背中にオイルを塗る。全体に塗り終わった和明は
「終了! 俺暑いからまた泳いでくるよ」
「ええ、いいわよ」
和明は海にダイブした。そしてひとしきり泳いだ。その後ムーラ島の宿屋に泊まって次の日にルーブ国に帰還した。
{つづく}