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32話
「見当たらないなあー」
和明達一行はパッガと呼ばれるモンスターの討伐にルーブ国の南西にあるルー国のプーザ川に来ていた。清涼とした風が川の周りを吹き抜けている。広いプーザ川の川岸から辺りを探索する和明達。パッガはこの川から頻繁に姿を現し女達を襲うスケベなモンスターらしい。ギルドの受付のセクシーなお姉さんによるとパッガは女性用のパンティーが大好物で目がないらしい。和明は
「よし」
と言うと鞄から道具屋で購入した伸縮する釣竿を取り出し糸を繋ぎミルキーに言った。
「パッガ釣り上げるからパンティー貸して」
ミルキーは身をよじると嫌悪した顔で
「え、嫌よ。あんたのパンツでいいじゃない」
和明はやれやれといった表情で言った。
「男物じゃパッガをおびき出せないって」
「ったく、仕方ないわね。あっちの方向いてて」
ミルキーはしょうがなく短いスカートをまくし上げピンク色のショーツを脱ぎ和明に渡した。
{つづく}