17話
和明は眠っていた。ここわ宿屋。病院から退院して二日経っていた。和明はふかふかのベットでフニュとする軟らかい物を右手で握った。何とも言えない気持ち良さだ。するとミルキーが悲鳴をあげ和明の頭を平手打ちした。
「ギャー! 変態! なんてことするのよ! それになんでルナちゃんのベットに和明がいるのよ!」
和明とルナはミルキーの大声で目を開いた。和明は
「俺とルナはいつも一緒に寝てるんだ。お前こそなんでこのベットで寝てるんだよ?」
「わ、私はかわいいルナちゃんが和明の毒牙にかかったらいけないと思って一緒に寝てたのよ。それより人の胸を揉んどいて謝りもしないの?」
「え? 胸? 二の腕の間違いじゃないのか? 小さかったぞ」
ミルキーは和明の脳天にチョップをかました。
「痛い!」
「キー! 私の胸は標準サイズよ。これ以上大きくても邪魔なだけよ。いいから謝りなさいよ」
「悪かったよ。ゴメン。二度としないよ」
ルナは自分の小振りな成長途中の胸を服ごしに凝視して言った。
「……前途有望! ……だよね」
和明とミルキーはお互い一人で寝るように言い争うもルナが和明と寝るというのでしかたなく三人で寝る事になった。三日後、和明は就寝中に無意識にミルキーのほんわりとした柔らかさのお尻を触った。またしてもミルキーにしばかれ、顔に飛び蹴りを食らわされる和明なのでした。
{つづく}