表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/60

第5話 渦縁

夜の街に、黒い影が渦を巻くように動く。

リムの光が青と金で渦の縁を描き、波影の輪郭を浮かび上がらせる。

『……みなと……渦、強くなる……!』

「集中だ、絶対に油断するな!」

俺はリムを手に抱え、ユウキとレナと共に渦縁を進む。


波影は奔流のように街を駆け回り、微細な波紋で三人を揺さぶる。

『……ぼくたち、絶対守る……!』

リムの光が炸裂し、渦の縁を押し返す。


「ユウキ、波紋の動きを読め!」

「了解! レナ、指示を!」

三人の連携が完全に噛み合い、渦縁の制御が可能になる。

リムの光が奔る影を遮断し、俺とユウキが隙間を突いて干渉する。


波影の攻撃は複雑で、街の灯りや反射を利用して予測を難しくする。

しかし、三人の連携と戦術的判断で、少しずつ制御可能な範囲に押し込まれる。


――渦縁。

波影の奔流は縁に沿って三人を試すように動き、戦術と連携の精度を問う。

この縁を押さえなければ、核心への攻撃は不可能だ。


街の蒼色と金色の光が揺れ、波影の黒と交錯する。

核心に迫る戦術――それは三人の絆と判断力を試す、渦中の戦いの鍵となった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ