表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/60

第13話 奔影

夜の街に、蒼色の影が奔り、微かに人々の感情を揺さぶる。

リムの光が青と金で跳ね、影の輪郭を可視化する。

『……みなと……来る……!』

「よし、行くぞ!」

俺はリムを手に抱え、ユウキとレナと共に潜影に立ち向かう。


潜影は意思を持って奔り、街の光や水面に反射して揺らめく。

攻撃のタイミングは不規則で、三人の連携が問われる。

『……ぼくたち、守る……!』

リムの光が炸裂し、奔影の進行を押し返す。


「ユウキ、波紋の動きを読め!」

「了解! レナ、指示を!」

レナの声に合わせ、三人の光と動きが完全に同期する。

リムの光が奔影の進行方向を遮断し、俺とユウキが隙間を狙って干渉する。


潜影は渦の余波を利用し、微妙に三人を揺さぶる。

しかし、三人の連携は以前より強固で、奔影の動きに遅れず対応する。


――奔影。

潜影が放つ奔流のような影は、街の感情を巻き込みつつ三人の絆を試す。

しかし、リムの光と三人の連携によって、初めて制御可能な範囲に押し込まれた。


街の蒼色の光が少しずつ安定し、潜影は一瞬、静止する。

その間に三人は呼吸を整え、次の攻撃に備える。

戦闘は始まったばかりだが、初めて潜影に干渉できたことで、三人の自信は深まった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ