自分の心の内
自分の心の内の記録です
何とは言わないが一番の目標としていたコンテストの中間発表に残れなかった。
もう筆を折ろうかとも思った。でも諦めきれない自分がいる。
けれど、少しだけ、ホッとしている自分もいる。
もし中間に残って、そしてその先があっても、プロとしてやっていけるのか、自分には自信がない。
ここで落ちてよかったのかもしれないとすら思った。
しかし、やっぱり悔しい。悲しい。苦しい。
自分の本当に書きたいモノはなんなのだろうか、考える。
作家として生きていく人生を目標にしたい気持ちはある。多分。
多分、と言ってしまう自分が悔しい。本気で本当にプロを目指しているのか? 疑問が残る。
今はインプットの期間なんだ、と気持ちを割り切ろうかとも思った。
インプットのため、というだけでもないのだが、マンガを読んでいて、思ったことがある。
自分には本当に他人の心を動かせる創作物が書けるのか?
自信がなくなってしまった。他人の心を動かす、心を熱くさせるような、そんな作品が自分に書けるのか。
そもそも、自分が書きたい小説ってなんだろう? よくわからなくなってきてしまった。
自分は小さい頃から絵本が好きだった。物語が好きだった。
絵本から小説へ移行するのに、そう時間はかからなかった。
小学生の低学年の頃には、始業のチャイムが鳴るのにも気付かないくらい夢中になって本を読んでいたくらいだった。授業中ですら自分の空想の中に浸っていて、授業なんてまるで聞こえないで、自分の空想、物語に夢中になっていた。
小学校では、休み時間には時間の許す限り小説を読んでいた。マンガも読んでいたけれど、小説の方が多かったと思う。
小学校の六年生の頃、マンガにハマった。それから、小説は徐々に読まなくなっていった。
中学校の頃は、それでもまあ少しは小説も読んだ。
高校生になる頃には、小説よりマンガになっていたような気がする。もう記憶が曖昧だけれど。
マンガ家になりたいと思ったこともあった。けれど、自分には画力がない、と、自分で描こうとしてみて思い知った。
それでも、マンガ原作者にならなれるんじゃないかと思ったりもして、ネーム状態で持ち込みできる条件のところにネーム状態のモノを持ち込みに行ったこともある。
弱点は画力と言われ、それは自分でわかっていたから他のアドバイスが欲しかったけれど、なにも言えなかった。
なにを言われたかもう覚えていないけれど、物語にも魅力を感じてはもらえなかったらしい。マンガ原作者の道も諦めるしかないと思った。
だから今度は小説……というわけではないけれど。
一度、すべて諦めて自分は創作側ではなく応援側に回ろうと思ったこともある。
小説を読むことからも書くことからも離れていた時期もあった。
でも、やっぱり小説を書いてみたいと思った。小説で賞を取りたいと思った。
けれど、思ってしまった、自分の中には、オリジナルのモノなんて何もないんじゃないか、って。
創作は真似から始まるわけで、何にも似ないでまったくのオリジナルなんてモノは今の作品が溢れているこの時代に不可能だとは思うけれど。
自分の作品はどうしても二番煎じになるんじゃないか、って、自分にしか書けないモノなんてないんじゃないか、って思ってしまった。
自分は何が書きたいんだろう、って、わからなくなってしまった。
それでも、小説を書くことを諦めたくはないとは思っている。少しでもその熱がある限り、ゆっくりでも前に進めたらいいなと思う。
でも、今は、ここ最近で一番の目標としていたコンテストの中間発表に残れなかったショックで、放心というか燃え尽きというか……。
それでも年内にできれば他のコンテストに応募はしたいなとは思ってはいる。
賞を取れたとして、本当にプロとしてやっていけるのか? 疑問は残る。自信はない。
けど、好きなことをして生きていくことを諦めたくはないと思ってしまった。思ってしまった。
私は小説が好きだ。
マンガも好きで、アニメも好きで、特撮も好きで、できれば将来的にはアニメや特撮の脚本なんかもできれば理想だなぁ、などと思っている。自分の作品がコミカライズされたら嬉しいなと思っている。
今の自分の気持ちを、どこかに形として残しておきたかった。ブログでもよかったかもしれないけれど、こちらにしたのは、特に強い理由があるわけでもないのだけれど。
自分が書かなくても、おもしろい作品は世にあふれていて、でも、自分は自分の空想を形にしたい。例えそれがどんなに不格好だったとしても。
まだまだ自分には色々なモノが足りていないのだと思う。それが何かは具体的にハッキリとはわからないけれど。
誰かの心を動かして、誰かの心にずっと残るような、そんな作品が残せたら、と思う。
難しいことなのは重々承知の上で、それでも、自分は、自分を諦めたくない。なんて言っていられる時間は、長くないかもしれないと思うけれど。
ぶっちゃけてしまうと、自分は今は無職だ。というより、病気療養中と言うべきか。まあ、とにかく仕事という仕事はできていない。
けど、いつまでもそんな状態ではいられない。仕事に就いたら、もう創作はできないかもしれない。時間を作れるのかどうか、わからない。
その前に、どうしても、早いうちに結果が欲しかった。
けれど中間発表にすら残れないようでは、まだまだだ。まだまだ……まだまだ、成長の余地があるんだ、と、ポジティブに考えよう。
自分の書きたいモノを書きたいようにたくさん書けるように、これから生きていけたら、幸せだと思う。
好きなことをして生きていけたら、どんなにいいか。
もう、何を言いたいのかわからなくなってしまった。これから、まだ、また、もっと、たくさん、作品を残せたらいいなと思う。
自分は死ぬまで創作を諦めたくない。
自分は精神を患っていて、発達障害で、障害者手帳をもらっていて、ほぼ毎週クリニックに通っていて。死にたい、死んでしまいたいと思うこともある。
それでも、死にたくない。まだ。
発達障害のこと、エッセイにでもすればいいだろうか? と思うこともあるが、あまり詳しく書いて色々と特定されてはたまらないなぁ、などと思う。
発達障害と言っても自分はそこまで重たいモノでもなく、ただ、まあ、色々と問題はあるのだが……。
自分に今できることはなんなのか、考えるのをやめたくはない。それでも、もう諦めた方が楽じゃないかという考えは頭をよぎる。
それでも諦めたくないのは、大変だけれど、楽しいからで、けど、自分が楽しいだけではダメで。
難しいこと、たくさんある。いつか、いつの日にか、……。夢を見るのを、諦めることなんてできないんだ。諦めた方が楽? 楽だとしても、そこに幸せはあるのか。幸せとはなんなのか、わからないけれど。
諦めないのが、自分の選択。……そのつもりだけれど、新しく別のコンテストに応募する作品を書ける気がしなくて。
自分は何が書きたいんだろう、自分に書ける引き出しは何があるだろう、わからなくなっている。
独学には限界があるのかもしれないとも思った。けれど、今更どこに何を学びに行けと言うのだろう。
どうしたらいいんだろうな。なんて、思いふける夜。
そんなことを言っている間にも、時間は溶けていくわけで、時間がもったいないなとも思う。
健康になれたらもっとたくさん創作できるんだろうか。メンタルがおかしいから小説に縋っているんだろうか。
色んなことを考える。考えていると、寝るのが怖くなる。寝るってどうすればいいんだっけ、ってわからなくなる。
発達障害のこと、書いてみるのも悪くないかもしれない。
でも、空想の物語を書きたい気持ちはある。
自分にはどんなモノが書けるだろうか。考えても、見つからなくて。でも、見つけたくて。諦めたくない。
まだ、死ねない。自分は、生きていきたい。創作をして生きていきたい。
それがどんなに難しくても、諦めたくはない、そう思う。
なんだかうまくまとめられないけれど、これで終わりにしよう。ここまで読んでくれてありがとうございました。
〈了〉